叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

明治のお菓子、やんやんつけぼー

日記に、やんやんつけぼー、と書いてあった。

なんのこっちゃ、と思った。

子どもが、

「先生、知らないの。お菓子だよ」

いっしょに隣にいた友だちも、

「知ってるー。チョコをつけながら食べるんだよね」

だと。



日記によると・・・。


先日、やんやんつけぼーを、弟と、取り合ったらしい。

お母さんが、一つだけ、幼稚園のパーティか何かでもらってきていた。

「兄弟で、とりあって食べました。

ひとつずつ、取っては、つけて、カリカリ食べる。

弟と、競争のようにして食べて、カリカリ、カリカリ。

あとひとつ、最後のひとつ。

わたしが取ったら、弟がすっごく悔しそうに、

「あ、とられた!」

と言った。

わたしは、そのとき、ちょっと笑えてきて、嬉しかったです。」


「嫉妬するのはつらいけど、されるのは、なんだか嬉しいということを発見しました」


(それ、嫉妬というのか・・・?)


先日の、道徳の授業 「うらやましい」 のつづき、らしい。

わたしはその日記を読み終わって、目の前のその子に

「へえ、なんで、人からうらやましがられると、笑えてくるんだろうねえ」

と言うと、

その子は、黒板消しをはたく係の子が取りに来たので、黒板消しをわたしてあげながら、

「うーん、そうやって人が反応するのが、楽しいのかなあ」

だって。


なるほど。

人間の反応って、ぜんぶ、おもちろいのかもネ。

ぜんぶ、おままごとみたいなものだもの、ナ。


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