叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

自分のために時間を使うことの恐怖

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毎日、いろいろと話し合っていると、

なにかの流れで、

クラス全員、幸福になりたいと願っている

と、判明することがある。



そんなもの、人間だもの、当り前じゃないのか、と思われましょう。

しかし、実は、「幸福」という言葉ほど扱いにくいものはないので、

きちんと解明してみないことには、分からない。

クラス全員が、「満タン」になりたいと、願っていたこと


このことに、改めて気づいて、へ〜〜、となる。

「はー、やっぱり」





で、意外なのは、

「え、先生も?」


ということであります。


小さな子どもたちからすると、

まさか、先生も、満タンがいいとは

ということもあるようで・・・。

「えっ?先生も、なの?・・先生はもういいんだと思ってた」




大人はスーパーでスペシャルなので、

もうそんな領域はとっくに超えていて、

満タンになりたいなどとは、思っていないのではないか、とどこかで思っているらしい。




もう一つ、意外なのは、

「学校では、そんなふうなことは考えちゃいけないと思っていた」

というもの。


堂々と、満タンタイムをやってしまうことに、どこかしら、

「え?こんなに堂々とやっちゃって、いいのかなあ」

と、はばかるものがある。


学校とは、苦難に耐え、ひたすらにどこか遠くにある目標をめざして歩むところ。

だから、今、自分の内面をFULLにすることなど、とんでもない堕落した行為だと、

子どもも、どこかで思っている。



「本当に、満タンになってしまって、いいのだろうか・・・」

すでに7歳、8歳にして、これを思い悩む子がいるのですが。

自分のために時間を使うことの恐怖。

この恐怖、要る?

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