叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

二段階でほめる  教室で




消しゴムをひろってくれる。

「○○くん、すぐに気付いて、ひろってくれたんだね。① ○○くんは、やさしさが身についているんだね②」


黒板をきれいに消してくれる。

「○○さん、すっごくていねいに消してくれたね。① ○○さんは、次の授業のこと考えているんだね。いつもちょっと先のこと、考えてくれてるよね。②」


①は、具体的な行動の確認、こちらが気付いているよ、というストローク
②は、それを抽象的、普遍・原理化して、価値づける、というストローク

①は、直接、具体、一つの事例、明示的。
②は、間接、抽象、普遍、暗示的。

②のストロークの方が、人間の心理に到達しやすい。また、深層心理に影響しやすい。
しかし、②をいきなり伝えてもわけがわからないので、①と抱き合わせて、①+②でほめる。
これが、二段階でほめる、ということ。