叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

クリスマス サンタに早めに連絡しないと・・・


給食のとき、食べながら子どもたちはさまざまな話題で盛り上がっている。

(小生が小学生だったン十年前、給食中はしゃべらない、というルールがあって、みんな黙ってご飯をいただいていました。話ができず、つまらなかったのですが、なにか当時の担任の先生、理由があったのでしょう。気が付きませんでしたが・・・)

そこで、ある男の子、

「おれ、明日、サンタに手紙書くわ。かあちゃんに、早めに書けって言われてるから」

としゃべりはじめました。
ひとしきり、

「手紙なんか書いたことない」
「うちは、お母さんが、伝えてくれるはず」
「お父さんが1週間くらい前になったら、風船で飛ばす」

と、いろいろとご家庭の事情が話されて、私は笑いをおさえるのに大変でした。


いやあ、子どもたち、けっこう真剣な話題なんですね。
それが、まあ愛知の田舎ってこともあって、純朴と言うか・・

神奈川にいたときは、同じ2年生でも冷めていて

「そんな、サンタとか、まだ信じてんの!?バカじゃん!」

と一蹴され、冷たいような、寒い空気が漂って、みんながなにかイライラした妙な感じなったものです。
そうした状況になったことも記憶にあるので、今回、純朴な子どもたちが真剣にサンタについて議論しているのは、本当に心がなごむ、楽しい時間でした。


ところで、今日、近所の温泉(いわゆるスーパー銭湯)に行ってみました。すると、なんとまあ、ロビーで流れているのは、

「真っ赤なおはなのトナカイさん」

だの、

「ジングルベル」

だの、

クリスマスソングではないですか!!


「え?まだ11月だろ!?」

と思いました。

冗談じゃない。もう年末の気分にさせんのかよ!
と思って、なんだか妙に落ち着かない。

さて、いっしょにサウナにこもっていた親父さんたちも、なんとその話題。
「もうクリスマスかよ」
「商戦の気分にさせやがって、ゆっくり風呂はいらせろってんだ」

おじさんたちは、近所の人らしいのですが、どうやら商売をしていらっしゃる方のよう。
職場のことをすっかり放れて、心と気持ちを開放させに来たのです。そこでよりによって一番忙しいクリスマスの時期の気分にさせやがって!・・・ということで憤慨されていたようです。

まあ、こっちは商売人でもない。逆に、年末となるとなんとはなしに休み気分もあるので、まあ厭(いや)ではないのです。
・・・でも早すぎますよ。

最初に書いた、

「早く手紙書くわ」

という子どもは、

「だって、世界中から手紙が届くから、読むのに大変じゃん。だから早めに出しておくんだよ」

という解説をしてくれました。

何でも早めがよいにこしたことはない。
それは一面、真実ですが・・・

でもまあ、あんまり早くに、温泉(銭湯)でクリスマスソングは、流さない方がいいですね。師走の忙しさが連想されて、お客さんのうちには、いやな気持になる方も多いでしょうから・・・。