叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

教員へ転職。給料の額は・・・


教員へ転職する前、20代のころは、農業の団体職員だった。

給料は、まあ、ふつう。
平均よりも高い方ではなかったが、なにせ毎日食べているものが高級で、新鮮で、やめられなかった。

テレビのグルメ番組を見ても、おお、と思わない。
これは当時も、

「おれたち、こういう番組(グルメ料理リポートなど)って、ちっとも反応できないな」

と仲間と話したことを思い出す。
新鮮で、とれたて、これはどんなに料理をしても、かなわない。
だって、味がちがう。

牛乳だって、搾りたては、砂糖が入ってるの?と思うくらい、うまい。
味がちがう、というのが、知らない人には伝わらないからもどかしい。
砂糖が入っている?というのとも、本当はちがうのだが・・・。
自分がそれまで知っていた、市販の牛乳パックに詰めてあるものと、あまりにちがうので、そう言いたくなるのかも。(砂糖が云々と)

パンも、焼きたては、味がちがう。
これはもはや常識だろう。

野菜もしかり。
朝、とってきたきゅうりは、なにかがちがう。
とにかく、そのままでもうまい。
とれたてのちんげん菜が好きだったが、そのままでうまい。
この「うまさ」を、レストランで、と思うこともあったが、期待するのを止めた。


さて、就職一社目。


農業していた20代の給料額は、平均なみ。
その後、野菜の販売やカタログ製作のために東京の会社へ移籍。

これが初転職の二社目で、このとき給料が少し、上がりました。まあ、年もとるから、当り前なのですが、職種やら地域の差が出たのだと思います。でもまあ、ふつう、です。

その後、転職し、三社目。わけあって、会社を辞めることになりました。同時に、教員になることを考え始めます。
少しの間、派遣登録をして、派遣社員としてIT企業に勤務します。
給料は下がりました。

続いて、転職・四社目。
御縁のある方からのお誘いで、正規社員としてIT企業に勤務することになりました。宇宙研で常駐しSEとなります。このとき、給与がとてもよくなりました。額を言うと、親も親戚もみんな
「えっ?!」
と驚くくらい。
まあ、会社を転々と変えていた私のことを知っているので、こんな根なし草のようなやつが、まともに給料もらえるのか、と驚いていることもあったのだと思います。

このIT企業社員は、まあいわば、世をしのぶ仮の姿、でありました。
心の中では、すでに教員になることを考えておりました。現実に通信制大学で単位を取得したり、小学校教員資格認定試験を受験したり、と行動していました。

さて念願かなって、教員免許を取得。
これで気持ち的には初めての転職をすることになりました。
小学校の非常勤の講師になったのです。
教員への転職、が現実になりました。

一年目、非常勤の時代の給料は、これまでの半分以下に。
翌年二年目、常勤の臨時任用講師となりました。これで、IT企業時代の4分の3程度まで復活しました。
教員採用試験に合格し、正規採用となりました。
でも、給料はほとんど変わりありませんでした。
つまり、臨時任用講師と正規採用者とでは、ほとんど変わらない、ということです。


給料額という待遇面をみると、サラリーマンの方がいいですね。



教員へ転職する、ということで、給料額の質問がありました。
ブログで何年も書いていると、いろいろな方からの質問がありますが、たまたま最近、給料のことで質問が重なりましたので、書いてみました。