叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

最近寄せられるメールから


なんだかいろいろな記事を書いているうちに、また返事をたくさん書いているうちに、わたしをとりまく状況が変わってきた。

人間と知り合うと、人間が人間をつなぐ法則があるのだろうか?

□教育委員をされている方と知り合いになってしまった(!)
□お医者様が「あなたが話していたことをセミナーで紹介しました」と言われた。
□取材された。


まあこんなことが重なるうちに、今年もメールの返信が約50件を超えました。
このブログだけが入口なのに、こんなにも問い合わせが来るのか、と驚いています。

多くは、教師への転職の話だ。
転職にふみきれないでいるがどうだろうか、と、私の新米教師としての実感を尋ねられている。(もう新米でもない)
また、教職の免許を取りたいが、大学の免許コースのうち、教育実習を受けないで済む方法が他にないか、という質問。これがダントツに多い。
私なら情報をつかんでいる、と思っていらっしゃる方が多いようだ。(残念ながら、小学校教員資格認定試験以外に、教育実習を回避できる方法を知らないのです)


さて、今年いただいた、みなさまからの質問を、ピックアップしてみました。

昼夜逆転でゲームに夢中。不登校。対応は?(保護者)
□どうしても頭ごなしに叱ってしまうがいい方法は。(保護者)
□子どもを遊びに連れていくが、満足しないので楽しめない。なんでこの子は満足していないのだろう?(保護者)
□やさしい子だが、なんだかイライラしている子について。(先生)
□いじめがあり、相手の親が謝ってきたが、その後も小さないじめが続く。親はどうしたらいいか。(保護者)
□子どもの意欲を尊重して学級づくりをしているが、言うことがエスカレートしてきた。学校のルールを伝えているが、なぜだめなのか、と不満ばかりの子たちにどう対応するか。(先生)

これらに、自信をもって返答することができているのではないが、私自身ならどうするか、と悩みながらお返事を書く。
自分の今の気持ちや学びにそって、回答するうちに、相手の方には、そもそも返事が届いた、相談できた、ということだけですでに半分肩の荷が下りているような感じがあるらしい。


しかし、生身の人間を相手にする商売。
いくらでも考えていたいことがある。
残念なのは、同じ職場の先生たちといっしょに学ぶ機会がほとんどないこと。

こんな場合はどうするか、ということ、本当はいっしょに意見を交わしたい。

でも、それをやるには、今の職員室はいかにも忙しすぎる。

結局、自分の試行錯誤と実践の実感から、方向を見定めて行くしかないのかも。