叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

相手の期待に応えない自分で、当然

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他人の視線が気になるとか、怒られるのがいや、とか、苦手とか。
強く言われるのが苦手、上司が苦手。

そういう子、多い。
人間関係に疲れるとか、人間が苦手、とか。


で、どうやって人間関係を楽にするかっていう話で、
人間関係の呪縛や疲れから自分を解放するため、というので、

とあるセラピストの言葉に、

「相手が悲しむのを見たくないからって
期待に応えようとしないこと。

相手が怒るのをみたくないからって
機嫌を取らないこと。

相手に喜んで欲しくて言って欲しい言葉を言わないこと。」


というのがあるんだって。


↑こういうの、なんか、ムツカシ~ッ!!!





これ、取り組もうとすると、おそらくかなり高度というか、負担になるんじゃないかな。
だって、感情のコントロールしろ、って話だよね。

それ、無理、むり、ムリ!

それに、ケチケチすんなって思う。
期待に応えたり、機嫌を取ったり、言ってほしい言葉を言ってあげたり・・・

↑こういうこと、するな!なんて言われたら、逆にくるしい。



どうしたらいいかというと、相手と自分をひっくり返した場合のことを考えて、
相手の期待に応えようとしない
 相手が自分の「期待」に応えないからといって自分は腹が立たない

相手の機嫌をとらない
 相手が自分の機嫌をとってくれないからといって自分は腹が立たない

相手の言ってほしい言葉を言わない
 相手が自分の言ってほしい言葉を言わなくても腹が立たない


・・・と、
こうなれば、解消する。


だって、自分が腹立たないようになれば、相手が腹を立てて当然、という思いが、消えちゃうもの。
やっていくうちに、「このやり方のほうが早い」、を実感できると思う。
自分が腹が立たないから、「相手が腹を立てて当然」とは思わなくなっていくから。

でしょう?
自然と、そうなる。


相手の期待に応えようとする行為を、やめるのではない。
そういうことは、しない。
つまり、自分を抑える、という方法はとらない。
そのかわり、

相手が自分の期待に応えないことは当然だと。

⬆︎これがスッキリしていれば、うまくいく。


逆のやり方の方が、簡単。
結局、自分が他の人の言動に腹の立たない人になれば、他人の価値観からも解放される、ということ。


そして、相手の期待に応えない自分で、当然ちうこと!!
恥じることなんて、なにもない!!
相手になんと非難されようが、たとえ非国民と言われても、なんも問題なし!!



あら、結局、「怒りの問題」になっちまった。






だれが吸っても、怒らない花。
蜜がなくなっても、腹の立たない虫。
セセリの吸蜜