叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

【小学生の心理学】嫌いと好き

.
「クラスに、嫌いな子がいる」・・・という子、いるよね。

何かにつけて、その 「嫌いなあの子」 が気になっている。

どうして、嫌いな人のことを、ずっと、頭の中で考えるようになるのか?

嫌いなのに、どうして脳内を、その人の姿が、何度もくりかえし、再生されるのか?



いやだ、いやだ、きらい、きらい、と思うほどに、
強烈に思うほどに、
その人に、心が引き寄せられていくのは、なんでだ?

どうしても、心は、「嫌い」とか「憎しみ」とかを、手放さないのだ。

きりきりと、ちくちくと、一筋の稲妻に刺しぬかれたような痛みが、
きらい、いやだ、と思うほどに、自分自身の心をはげしく貫こうとする。

なんで?

ときくと、

子どもは、素直に、なんでだろう?と考え始める。

大人は、

「そんなの、当り前じゃないか。嫌いだから、心が荒れるんだ。当たり前だろう」

と、頭の悪い返答をする。

それが、なんでか?と、聞いているのに。


Heel3