叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

【学級崩壊】なぜしないのか その4

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わたしが受け持ったクラスは、前年度、学級崩壊してる、と言われていた。

だから、4月の最初に校長から、

「うまくいってないクラスだけど、あらま先生、なんとか頼むよ」

と言われた。

周囲の事情を知る先生たちも、

「たいへんなクラスみたいよ。あらま先生、頑張って」

と声をかけてくれていた。




ところが、学級崩壊しない。

みんな良い子ばかりで、「最高のクラス」だ、と自負するクラスになる。

この1年は、本当に楽しかったと、わたしとの別れを惜しんで泣いてくれる。




わたしには、理由が分かる。

これを書いても、誰も理解できないと思うのだが、今回は、勇気を振り絞って書いてみる。

わたしが受け持つクラスが崩壊しない理由とは・・・



わたしが、学級崩壊してもよい、と思っているから。





・・・は???




ほら、分からないでしょう?

これが通じる人、少ないと思う。

とくに、現役の先生たちがきくと、本当に馬鹿で間抜けでとんでもない暴言に思えるらしく、

「冗談ばっかり」

と笑うか、

「いや、そりゃ暴言だろ」

と指摘するか、

「?」

困惑するか、

一笑に付す、という感じ。



学級崩壊してよいわけがないだろ!!

ちょっとまじめな先生は、怒りだす。

何を言ってんだ、と。




ところが、わたしのクラスは崩壊せず、

当の、崩壊してしまったクラスの先生は、

「ぜったいに崩壊してもらっては困る!」

と頑張っていたのだ。



世の中が、さかさまである、というわけが、これでも分かる。


問題は、

なぜ、この世はサカサマなのか

ということを、だれも考えようとしないこと。


教師 「崩壊したら困る!」


ま、こーゆーとこが、サカサマなんだろうネ ↑ ↑ ↑

わかりますよね?

教師が困る、というのが、すでにおかしい。

すでに、正規のルートを外れているのです。

目的地には、たどり着けない。

子どものことで、困らないのが、最低限あるべき、教師の資質だ。




さらに、教師が困るのを、子どものせいにしていたら、目も当てられない。


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