叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

人生とは・・・

「学ぶことを今すぐやめよう」IQ170の13歳少年が持つ視点がすごい

. すでに今ある常識や概念、約束、ルールなど。 今ある常識が、すべてのたたき台だ。みんなの共通の言語だ。 これらを学ぶのはとても大切なこと。 なぜなら、多くの人が、共通の言語で情報のやり取りをするのだから、その共通の言語を知らないと困るから。 …

長生きの秘訣は・・・

. アメリカのテレビ局。 ある番組で、100歳を超えて長寿をエンジョイしている人にインタビューをした。 ま、どこの国でもこういう番組を、つくるみたいネ・・・。 そしたらその人、 「なんでそんなことを聞くんだ」 と。 べつに怒っているわけではないん…

人生の左折(させつ)

. 「幸福」というのは、もしかすると、 あまり物事が進んだような状態ではない時にこそ、発見されるのではないか という、かなりシンプルな仮説があります。 てきぱきと進む 順調に進む 計画通りに進む きっちりしている ルール通りに進む ということは、あ…

バスに手を振りたくなる衝動

地元の愛知県岡崎市。 まあまあ市街地もあれば、まあまあ田舎道もあります。 これは私の住む、山の近くの田舎道のこと。 昔住んでいた、とある県の名前がついた、 ○○観光バス というのが、道の向こうからやってきたわけ。 で、私は運転中だったのですが、こ…

自分のことが、好きになりたいときは

. 子どもの、あまりにも無垢な、あまりにも無欲な、友達への愛情を垣間見た時。 自分の友達だから、ということでそうしたわけでもないような気がする。 もう、ふだんの付き合いがどうのこうの、ということさえも超えている。 ふと、隣人の様子を見て、思わず…

ありのままで / アナと雪の女王

子どもたちの間で、(というか世間的にも)、ディズニーの映画が流行っているらしい。 女子の一部は、朝からそろって、 ありのままのー ♪ じぶんに なるのー♪ 歌っている。 社会科で、「情報リテラシー」という授業をやるので、その導入を考えている。 あり…

<鬱の人>がいちばん明るい

. わたしは専門家ではない。 だから、<鬱>について、何も話せることなど無い。 それを前提に聞いてね。 今日、ふと、 <鬱の人>がいちばん明るい というメッセージが聞こえた。 まあ、こんなふうに書くと変ですが、 頭の中に、急に、ある考えが、ふとよぎ…

神様と話したこと

. うちの近所に、小さな神社の森木立が見えるので、わたしはよく散歩がてら、幼い息子と歩くのです。 だんだんと春めいてきたので、ぶらぶらと、進んでいきますと、道すがら、水路のキラキラした水面の様子や、木の葉がそよ風になびく音に、心もぽかぽかして…

人生の問題はすべて小学校時代に一度、体験する!

毎日、1年生(6歳か7歳)といっしょにいると、あれやこれやと、いろんなことを思うものだ。 最近、ふと思いついたのは、 ○人生の諸問題は、6歳の時に、全員がいったん経験するのではないか ということ。 たとえば、人と人との間柄、関係について、かなり…

「怒り」は、「反省」しても「我慢」しても消えず。

職員室で、 「仏(ほとけ)の新間(あらま)先生」 と言われています。 「怒ったところ、見たことないよね~」 と、今年度から赴任した、N先生が言うと、 それを聞いた養護教諭の先生が、 「そうそう。ほとけのARAMAだから」 と、にやり。 私から見たら、そ…

大きな石が どっすんこ(童話)

あるところに、黄色い小さな家がありました。 そこにひとりの若い男が住んでいました。 ある朝、男が起きてのびをしていると、 飼っている ねこも つられてのびをしました。 のびをしているねこをみながら、男が口笛を吹いて、 朝のお茶を飲んでいますと、 …

トイレの前で嘆く父親のトラウマとは(目撃談)

次男を連れて、スーパーに行きました。 小さな子が懸命に歩いているので、ちょうど入り口ですれちがったおばちゃんが、ドアをあけて待っていてくれた。 よちよち歩きの次男君を見て、おばちゃんの顔がとろけそうになります。 次男くんは、おばちゃんの顔を不…

やるな、頑張るな

教室で、不思議なほど、やる気がおきない。 ともかく、まるで静養中の老人のように、静かに過ごしている。 悲しい教員のサガで、 「こんなにテンションが低くて、いいのだろおか」 と、考えても分からないことに不安を感じて、いいか、ダメか、と考えようと…

今の時期は、女王バチなのか?

すずめばちが、とびはじめました。 わが家は、古い民家であります。 軒下は、どこにだって巣をつくりやすい構造になっている。 嫁様がのんきに朝、畑に出ていると、すごい羽音がして、 なにかが、頭をかすめて飛んで行ったそうです。 カブトムシかな? 嫁様…

夢も希望も要りません・・・

休みがつづいて暇があったためか、 いつもは気にしないテレビを、ながながと見た。 Eテレのピタゴラスイッチ、そのほか、ほんの少し、見るべき番組があったが、あとはなにも感じないので、そのうちにやめた。 久しぶりにテレビを見たわい、とつぶやいたら、…

人が人に困る、ということ

人が人に対して、 「あの人、こまるわ、もう」 というの。 これ、どうなんでしょう。 人を、人と思っていない、ということかと。 何様か、と。 Tくん、困るのよね、と平気で言う人たち。

人は、テレビが壊れるとやたらしゃべるようになる。

愚息がリコーダーを振り回し、ちょこっと当たりましたところ、液晶は正直で、そのまままっすぐに壊れた模様です。結果、見事に。

林光さん、やすらかに・・・

林光さんが、亡くなった。日本語の創作オペラや合唱曲「原爆小景」などで知られる作曲家の林光氏(写真=06年)が5日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。80歳だった。(※時事ドットコム:ニュースより)この林さんの曲で、3年生が小さなお芝…

今年一年ありがとうございました

転職し、40歳目前になって新米教師を始めた。務まるのだろうか、という不安と、教壇に立ち、子どもたちと日々を営めているという幸福と。自分自身の感覚的なもので子どもをとらえているだけの毎日で、自分の「その子のとらえ方」が正しいとはぜったいに思…

TPPのかけ声も勇ましく

「どんぐりと山猫」で、宮澤賢治がどんぐりにしゃべらせて、頭の丸いのがいちばんだよいいや、とがっているのがいいんだちがうよ、大きいのだよ、大きいのがなんといってもえらいんだといってケンカさせますが、政論のほとんどがそんな感じです。TPPも、「前…

「まだ、まにあうのなら」 甘蔗珠恵子さんの手紙

地湧社のブックレット、増刊号として出たもの。もともと1987年に出版された本の、改訂版が出た。1987年といえば、あのチェルノブイリからそれほど経っていない年。「放射能汚染」や「ザ・デイ・アフター」という言葉に恐怖を覚えていた小学生のころ…

北杜夫さん ご冥福をお祈りいたします

ついに、会えなかった。生前のお姿を、どこかで(トークショーやなにかで)みることができるのではないか、と淡い期待を抱いていた。この目で、会うこと。畏れ多い気持ちもあった。しかし、今となっては、もっともっと貪欲になって、間近で見てみたかった。…

セシウムの飛散状況

セシウムの飛散状況がコンピュータシュミレーションされています。★ 3月の広域SPEEDIデータ⇒ http://nsed.jaea.go.jp/fukushima/data/20110906.pdfこれをみると、わが愛知県、アブナイ!!!!ギリギリ!!なんと、3月のあの日、セシウムがたくさん…

NHKで『ブッダ 真理のことば』 (100分 de 名著)に疑問

NHKで『ブッダ 真理のことば』 (100分 de 名著)を放映していたのを見た。二―チェの回に感心したのは、ニーチェがルサンチマンを最初に説いていたことだ。「ねたみ」は誰しも思い当たることである。さらに「なぜ腹が立つのか、なぜうらむのか、なぜね…

節電クーラー一台で寝室とリビング両方冷やす方法

我が家のクーラーは古いのが一台、リビングにあります。寝室にもあったのですが、故障で動きません。この夏、買う予定もあったのですが、「東日本大震災でみんなが節電しているときに、クーラーなんて買ってはいけん!」という理由から、買わないでしのいで…

向田邦子さんを偲ぶ

30年前の8月22日、向田邦子さんが亡くなった。向田さんの作品に出会ったのは、「あ・うん」が最初。20代。もう最初の就職をしていた。「こんな感じで就職してもいいの?」というような、あっけない、簡単な就職をしてしまい、それでもその仕事が楽し…

なぜ戦争をするのか? その4(最終)

8年目のある日、ひょっとしたときに、ふと思いついた。怒りの思いが出てくるとき、いやな気持ち(感情)になるな。なんでだろう。怒りの思いが出てくるとき、すてきな気分(感情)にはならない。なんでだろう。相手に対して、怒っているとき、つまらないよ…

なぜ戦争をするのか その3

いやあ、なんだか夏休みボケもあるのか、筆が思わぬ方向へ進み始めて・・・わたしの特異な体験を書いているが、はたして読もうとする人があるのか・・・。教員採用試験の2次試験を目前にして、対策を考えている人たちにはまったく関係のないことを書いてい…

なぜ戦争をするのか その2

NHKで、今、「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」という番組を連続シリーズでやっている。それを見ていると、人と人とが、組織や肩書や立場や派閥、人事、そうしたものにからみとられて、本当に心の欲するように行動しているわけではないんだな、というのが…

なぜ戦争をするのか その1

戦争、とふりかぶらなくても、人と人とがうまくいかなくなる、なんだかしっくりこなくなる、距離が生じてしまう、ということについて書く。「戦争なんて大きく出て、いったいなんだ。たかだか、小さな個人と個人の人間関係の話じゃないか」そう。小さな、人…