叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

やんちゃくんが イヌナズナを発見




生活科で、ナズナを見つけて、教室まで持ってきた。
みんな一本ずつ紙の上において、今度スケッチをしよう、と話す。

すると次の日。
朝、教室に来てみると、なんと、ナズナととてもよく似た草が、机の上にある。
よく見ると、花の色がきいろだ。ナズナは白だから、ちがう草。でも、本当によく似ている。

あまり似ているので、本当におどろいた。いっしょに見ていた子どもたちも、えらい驚いて興奮していた。
クラスの中の、やんちゃくんが持ってきたらしい。うれしくなる。

実の形をみてみると、ナズナはハート形。今見ている草の方はまあるくて少し長い。楕円に近い。これが、ナズナの実のように、ついていて、そっくり!

よく見つけてきてくれた。
やんちゃくんが、確実に心をひらいてくれようとしている。

うれしいなあ、と連発した。

こんな草があるなんて、知りませんでした。
これもきっと、春の野草でしょう。
そして、なにかきっと、すてきな名前があるのだと思います。

やんちゃくんに調べてみよう、とさそったが、それは面倒らしく、首を横に振った。でも、顔はほころんでいて、うれしそうだ。
なにか、きっかけをさぐって、またなにか一緒にやれることをさがしてやりたい。