叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

あったか~い 保護者会になった




授業参観があり、保護者会があった。

これまでも楽しい保護者会はたくさんあったが、今回のは、なんだかとても幸福な風が拭いていたような気がする。
あたたかい、春のはじめのような、心地よい会となった。

なんでかな、と振り返ってみている。

それは、私が1学期をふりかえって、学級の様子、をお母さんたちに話しているときに、語ったエピソードが、ぜんぶ、あったかいものだったからだ。

○仲が良いこと
○だれかが泣いたら、みんなで様子を見て大丈夫?と聞いてくれること
○草刈りの道具をていねいに持っていること
○友達へありがとうを言うことが多いこと

いろいろと話すうちに、なんだか教室の中がしっとりとした空気に変わってきた。


その後、
「夏休みのこと」「通知票のこと」などを話して、
最後に

おうちの方から、一言ずつ、いただけますか。
といって、しゃべってもらった。
私ばかりがしゃべって、みなさんが話さないのはなんだか消化不良のような気がしたから。

お母さんたちは、

「えー?何を話せば・・・」

という空気もあったが、

「最近の、家の様子でうれしかったこと。子どもの様子でうれしかったこと」

を話してください、というと、みなさん一人ずつ、話していただけた。


時間を気にしていたが、やはり話しをはじめると、みんな聞きたいし、言いたいのだ。
疲れて寝ていると、そっと子どもがタオルケットをかけてくれた話とか、仕事で遅くなって帰宅すると、飯台の上に、「おつかれさま」というメモが残っていただとか。

こういう話をするときのお母さんたちの顔は、本当にうれしそうだ。
そして、また、めったに、こういった話を他人にはしないの、かもしれない。
そういう機会も、あまり無いから。