叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

じゃんけんで負けて、悔しくないのか!!!

巷で驚くような言説を聞くことがあるが、たとえば、こんなの・・・。

「まったく、日本人の気概もどうかなってる。
尖閣諸島が取られそうなのに、平和ボケしている!
もっと日本人は魂を震わせて怒る必要がある!
負けん気がないのは、教育が悪いせいだ。
人間は、負けず嫌いくらいでないといかん!
根性がない!
日本人の耐性が乏しくなってきて、すぐに弱音を吐く、メンタルの弱い人間ばかりが目立つようになったのは、ゆゆしき問題である。鬱やら自殺やらが多いのも、幼いころから甘やかせすぎたせいだ!
すべて諸悪の根源は、ゆとり教育のせいである!!」


・・・という感じかな。

ところが、である。

子どもにもいろいろといて、

じゃんけんで負けて、ちっとも悔しくない。

という子がいる。

前述のような、「気概が無い」とか、「平和ボケ」とか、「負けず嫌いが必要」だという考えを、たとえ一時的にせよ持っている人にとって、まったく許しがたい存在に見えるであろう。

なにしろ、わたしのクラスでは・・・