名札!名札!名札!
職員室で、1年間の総括を話し合っております。
会議の中で、
「名札をつけている子が増えた」
ことを、
よし
としている先生の発表がありました。
職員室の全員が、それを聞いて、
「うん、それはすばらしいことだ」
と思っていたにちがいない。
わたしは心の中で、
「・・・」
その先生は、4月当初にも、
「クラス全員が名札をつけて集会に出ることを目標に・・・」
のような話をしていたのを思い出したからであります。
そして、そのことがやはり成果?をあげたらしく、その5年生はみんな、きちんと名札を付けて、日々を過ごしていたようであります。
だから、よほど嬉しかったのでしょう。
「いやあ、○○のやつも、ちゃんと3学期にはつけてくれるようになってさ。
(へ~、あの○○くんまで?すごーい!)
○○のかあちゃんに、おれ、面談の時にかなり協力要請したんだよね~」
と、職員室の横の備品室で、他の先生と話しておられました。
わたしは、その会話をコピー機かけながら後ろで聞いてましたが、
また、
「・・・」
と思うわけね。
この先生のエネルギーは、毎朝の、「名札確認」のために、相当、傾けられてきたわけでありましょう。
このことについて、子どもたちの親は、何も文句がないのだろうか??
この先生のゴールは、「名札を胸に付けている子どもたちの姿」です。
いいの?
いいけど・・・。
職員室で、任期当初の4月から、総括時期の3学期まで、ずっと話題にされてきたのは、
○名札をつけてるか、つけてないか
ということ。
世のお母様方!!これが、学校教育の「成果」だとされておりますゾ!!