叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

懲りずにピッピ・イノベーション その3

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懲りずに、
ピッピ・イノベーション、であります。

イノベーションと言う言葉は、日本では技術革新的な意味で使われますが、
広義では、ひと・組織、の革命をも意味するそうです。




さて、1年生の男の子が、6年生の教室まで、遊びに行く。

入学したての春。
最初の頃のこと、6年生が、1年生に向かって、

「いつでも遊びにおいでね」

と言ったので、それを覚えているからです。



ところが、6年生は、少しすると、それがイヤになる。
なぜかというと、その1年生は少々、乱暴なところがありまして・・・

6年生を蹴ったり叩いたりするんだそうで・・・。


みんな、その子のことを、

「まったく、凶暴性を持つ子で、危険極まりない」

というような把握の仕方をしていたし、先生も

「どうしたらいいですかね。あの子の資質に問題アリですよね」

という感じ。



ピッピだったらどうなるか、という思考の方法が、ピッピ・イノベーションでありますが。

たぶん、ピッピだったら、まず1年生を拒否しない。

だから、逆に、1年生も、ピッピをたたいたり蹴ったり、しないだろう、と。

その子は、かつて6年生にやさしくしてもらったことがあるから、それをまた、味わいたいのでしょうな。


ピッピなら、単刀直入に聞くよね。たぶん。

「あなた、いったい、どうしてほしいの」

叩いたり、蹴ったりは、ヒトと交わりたいという欲求のあらわれ。
ピッピなら、その子に聞きながら、
彼の、その表現方法(態度・方法)を、変えてもらおうとするだろう。



「もし一緒に遊びたいんだったら、○○して遊ぼうって、ちゃんと言ってよね」
「うちらのこと叩いたり、蹴ったりしても、あなたの気持ちは、なんにも分からないんだから!」


まー・・・
それでおしまい!

(ついでに、ピッピイノベーションについても、これで最後、おしまい!)

ピッピイノベーション