叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

真冬の2月にコンポストで堆肥をつくりたい!

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コンポストで悩んでいる。
極寒のこの時期に、なかなか温度が上がらない。
そりゃそうだ、とみんな言うけど、なんとかしてホクホクの湯気が出るくらい、コンポストが温かくならないものだろうか。

真冬のコンポストに、もし対策ができたとしたら、これはもうみんな助かっちゃう。
知恵を集めたい。みんなの知恵が集合したら、なんとかなるのではないかなあ・・・。。

そこで、わたくし新間が実験台として、いくつか試してみることにしました。


我が家のコンポストは、昨年の4月ごろよりほぼ毎日のように稼働していて、まあ愛知・岡崎の温暖な気候であれば、真冬でないかぎり大丈夫なのでしょう。春からクリスマス前くらいまでの間は、かなり活躍してくれていました。
ところが、年末くらいから調子が悪くなり、野菜がそのまま残っていることが多くなってきた。



「あちゃー、野菜の皮がそのままだなあ」

知り合いの農家、T氏に尋ねてみると、

「真冬はほとんど無理じゃない?」

とのこと。
畜産経験豊富で堆肥熱育雛など農業の先端を極めたT氏でさえ、無理だという。

「いや、そこをなんとか、微生物を励ましてやりたいンですヨ・・・」

ちょっと、あれこれと教えてもらいます。

〇堆肥は好気性の発酵と嫌気性の発酵とのブレンド。
〇しかし特に中期において発酵を進めるためには、やはり酸素が必要。
〇酸素を送り込んでやるといいかも。
〇とくに冬場は、南に面した日当たりの良い所にコンポストを置いたらよい。
コンポストの表面は透明なプラスチックかトタンで日光を通す。



T氏によれば、酸素を送り込む、というのがどうやらポイントであるようだ。

ならば、コンポストの入れ物の内部に、空気を通してやればいいのでは?

そこで、この図のような計画書をつくった。


コンポスト



Aは、コンポストの内側だ。空気の取入れ口が、内部の堆肥の中(下部)にある。
そのままでは、堆肥や中の土で穴が塞がってしまって空気が通らないだろうから、ここは金網をかぶせるとともに、小さな枝やバークなどで覆い、空気が通るようにしてやろう。

Bは、コンポストの横の地面の上である。
地面の上にあるから、空気が出入りするだろう。
これもネズミが忍び込んだりするとアレだから、金網かぶせたうえ、さらにT字管などで空気が通りやすいようにしてやりたい。

また、これは別の人から聞いたのだが、土と微生物を元気づけるために、湯たんぽを入れたらどうか、という。

なるほど、ということで、中の堆肥にステンレス管をさして、60度のお湯を入れたペットボトルを入れてみた。
ステンレス管はホームセンターで、直径10センチのものが入手できる。(600円くらい)
1.5Lのペットボトル(スプライトとかファンタとか)が、ちょうど入る。
塩ビの配管もあったけど、熱が伝わらないとダメだから、ステンレス管にした。
これがあると、土を掘ったりかぶせたり、という手間がかからない。
ペットボトルもほとんど汚れないままだから、台所でお湯をサッと入れやすい。
ま、別にそのまま土にさして、土を洗い流せばいいだけなんで、こんなのどうでもいいけどネ。


もう一つは、米ぬかである。
米ぬかは油分があり、微生物にとっては大きな援軍になる。
土の間に、サンドイッチ(ミルフィーユ?)のようにして差し込んで混ぜ、元気になれ、と励ましてみた。


さて、ホームセンターから買い込んだ温度計が、どのように変化するだろうか。

これで、温度が安定して上がっていれば、作戦成功だ。
真冬、零下になる戸外で、山からの冷風にさらされたコンポストが、きちんと発酵を続けていたなら、これはもう日本全国のコンポストファンに知らせてあげたいくらいの快挙だと思う。

結果は・・・


乞う、ご期待!!!(来週には情報をアップできるかな・・・)