教師のつぶやき術
つぶやく先生。
窓の外をみながら、
「今日は、さむいかねえ」
この一言で、子どもは、
「あ、長袖着て行こうかな」
と自己判断する。
これが、
「寒いから、長袖着て行きなさいよ」
と教えると、
高学年なんかでは、
「ウゼエ」
と思われてしまうのであろう。
ともあれ、つぶやくことで、いろんなことが解決する。
これが、教師の「つぶやき」作戦である。
プロ野球の野村監督は、いろいろとボヤくことがうまいが、ああしてボヤくのは、教える、教え込む、というイメージとはちがうから、相対している選手たちは、「考えるようになる」のだ、となにかに書いてあった。
なるほど、と思う。
わたしも、せいぜいつぶやいたり、ボヤいたりしよう、と思う。
わがクラス、ストーブが解禁されたので、毎日つけている。
先生!寒いし!つけて!
というコールが毎朝起きるから、つけている。
ま、実際、寒い。朝、室内なのに 10度くらいしかない。
ある日のこと。
朝からつけているし、あったかいからもういいな、と思って・・・
「のどいたいわ。ストーブばっかりつけてると、乾燥するからかもしれんな・・・」
とつぶやいてみました。
「先生!」
(お、ストーブ消す気分になってくれたんカナ・・)
「なんや?」
「のどいたいなら、のどあめ、なめれば!」
ということがほとんどですが・・・。