叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【クラス編成】善良な子を集めるクラスは、なぜかうまくいかない件

. 新学期からは、新しいクラス。 先生たちにとって、【クラス編成】はとても大きな仕事だ。 子どもたちの人間関係や成績、あらゆることを考慮に入れて、クラス分けをする。 ここに、面白い現象がある。 「ひとつのクラスに良い子ばかり集めると、なぜかうま…

【暗殺教室】人はなぜ、恐怖映画が好きなのか

. 「暗殺教室」という映画がある。 ちょっと話題になったらしい。 先日、テレビの録画を、ほんの少しだけ見た。 「暗殺教室」は、高校生が先生を殺す話である。 この先生が、ふつうではない。 黄色いタコ型怪人であって、超能力を持つ。 恐ろしい超人なのだ…

卒業アルバム

卒業式のあと、もう死にもの狂いで事務を片付ける日々が続く。 おそらく、教員の血圧がもっとも上がるのが、この時期だ。 児童に関わるありとあらゆる記録を正確に残すために、獅子奮迅の働きをする。 誤字がないかどうか、4人がかりで、目を皿のようにしな…

給食とともに・・・

. Aさんのネタ、続き。 Aさんについてはいろいろと思い出すことがありますね。 ちょっと不思議な雰囲気の子だったので・・・ どんな不思議さかと言うと、こんな感じ。 以下、その会話をいくつか、覚えているところだけでも、書いてみます。 A 「あっ、国語の…

給食に命をかける女子

. クラスには個性があふれている。 一人の女子。 2時間目の休み時間になると、だれもがみんな、その子に声をかける。 「ねえねえ、Aちゃん、・・・」 「Aちゃん、わたしにも・・・」 男子までが声をかける。 「なあ、A、たのむよ・・・」 「Aが言ってた…

「子ども、親、教師」の卒業式

. 卒業式の日。 わたしは6年生、卒業生の担任として、子どもたちと共に、体育館前の通路に並んだ。 入場の曲が流れ始め、係りの先生から、合図があった。 「卒業生が入場します!」 マイクの進行とともに、先頭の列が動き始める。 わたしも、ゆっくりと歩き…

【実体験】愛知に来たら花粉症が治った!

. 愛知に引っ越して来てから、花粉症が治ってしまった。 どちらかというと、山や森が近くにあるから、不思議な気がしていた。 もちろん、杉やヒノキの木もある。 だから、もしかすると、引っ越したらもっと悪くなるかもな、という不安があった。 咳、鼻水、…

もうすぐ、卒業、という『新鮮な感情』について

. 卒業ということが、こんなに自分の心を揺り動かすとは思ってもみなかった。 今のわたしは、自分でも驚くような「惜別の情」に悩まされている。 自分は、もっとあっさりしたタイプだと思っていたがなあ・・・。 正直、子どもたちが、かわいくて仕方がない。…

ふと、やってみたくなるもの

. 老人が消えた、というミステリー騒ぎがあった。(前回参照) 子どもというのは、毎日何かしらの新鮮な話題に興味を持つ。 だから、同じ話題が何日も続くということが少ない。 このミステリー話も、その時だけの盛り上がりで、それ以外はさしたることもない…

平成の子も、ミステリーで盛り上がる!?

. UFOといえば、矢追純一。 ミステリーサークルやCIAにつかまった宇宙人の写真など、思えば昭和の子どもたちは、それがどうにも嘘くさいと分かっていながら、きちんとその、「大人の遊び」に付き合ったものだった。 水曜スペシャルの「探検隊」シリー…