叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

宇宙人が好きだ!

. 宇宙人が好きだ、という子がいる。 自分で考えた宇宙人キャラクターを、いろんなものに登場させている。 社会のノートには、その宇宙人くんが 「ここは大事なところだぞ」 とか言ってる姿が描いてある。 お母さんは、それがお気に召さないみたいで、 「6…

みみずをみせびらかす子

. これは、わたしの学級の話ではないのですが、まあ聞いてください。 ミミズに興味を持った子がいました。 このうようよしたものが、土の中にゴマンといることが、どうにも不思議! おまけに、どこの土をほってもミミズは出てくる、顔を出す。 弱そうで、す…

閻魔様に何を聞かれるかについて

. 世の中が落ち着かないのは、まず頭の中が整理されていないからだ、ということについては、もう分かりきっているのですが、なにせ、このご時勢だもの、考えてる暇がない。 大事なはずの「頭の整理」は、忙しい世の中、どうやらどこかへ置き去りにされている…

給食でいざこざが起きないということ

. 給食で、多い!少ない!というもめごとが起きません。 これはなぜなんだろうか。 読者の方は、給食と言われて、思い浮かべるイメージがそれぞれちがいましょう? みなさんが小学生だったころ、お味噌汁って、出ましたか? 最近の給食は、一昔前とは異なっ…

鳥のたまご、みっけた。

. 「先生、たまご見っけた」 机の上にのせたのは、白い小さなウズラくらいの卵。 学校の隣の林の中でみつけたそうな。 「落ちてたの」 なるほど。 わたしは、まったく動じず、その子の顔を見る。 なにかが書いてある。 「これを教室で飼うわ」 と書いてある…

ビオトープ池に向けて虎視眈々と作戦を練る

. 勤務校に、池がある。 ところが、あまり活用されていない。 ビオトープにはなっておらず、ただの池。 おまけに、水質が悪くなるので、毎年夏休みには、水の入れ替えがあり、プールから水をひいてこなければならない。この作業が、なんと大変なこと。 職員…

朝のスピーチ 「え、絶対続けたい!」

. 朝のスピーチは、5年生の時からの定番です。 日直さんが、その日の朝に言いたいことをまとめていて、 ニュースのような口調で、話し始めます。 「8時30分になりました。ニュースの時間です。 今日、校庭を歩いていると、赤い実を見つけました。・・・…

なぜか最近、年下が増えた(笑)

. たまには、うんと個人的なことを。 中年になってきたせいで、ちょっとした変化を味わっている。 それは、年下が増えた、ということ。 ちょっと前(笑)のことを思い出すと、タクシーの運転手さんはほとんど 自分よりも年配であることが決定的であったし、 …

好きになれない子どもがいるかどうか

. 好きになれない人がいたり、 好きになれない子がいたりするのは、 もう決定的に、ヘン、です。 どんなに宿題を誤魔化そうが、友達にいじわるをしようが、教師にとって 教室の中に、「好きになれない」子は、いない。 どんなに叱ったあとでも、好きなのです…

わたしが見ることのできるもの。

. トカゲを飼い始めたせいで、この休みはつくづく、虫づくしでありました。 エサとなる、生きたハエやクモを見つけるのが面白い。 それ以外にも、虫のことで一日が暮れる。 朝、散歩に出かけると、もうそこらじゅうに、モンシロ、モンキはもちろん、シジミチ…

今朝はもう、ムシに出会いましたか?

. 人生の初期段階において、 「なんじゃこりゃー!!」 と叫びたくなることが、とても大事。 とくに、不思議な生き物に出会って、目を白黒させる、ということが、 なににもまして、人生というものに対しての心構えを育てるのだと思う。 どんな体験よりも、こ…

なおしなおしの日々

. 朝、起きて手洗いに行ったのが、おそらく4時ごろ。 外はまだ暗かった。 それなのに、<教室でモンシロチョウを飼うための箱を探そう>と、ふらふらと庭に出て、物置に入った。 寝ぼけていたのかも。 荷物の奥の方に箱が見えたので、手を伸ばそうとしたと…

教師はボケ役がいいのか、それともツッコミ役か

. ボケをかます子に対して、先生に期待される役はもちろん、いいツッコミの役だ。 「ちがうよ!」 だけでも、タイミングが良ければ、面白くなる。 ボケやツッコミの面白さは、高学年ならでは、と言う気がする。 勘違いで大笑いすることや、動きの面白さは、…