2015-01-01から1年間の記事一覧
. 給食のときには、リラックスモード。 ふだん見ているテレビ番組のことや、ゲームのことなどが話題になります。 男子の声は・・・大きいなぁ。 ゲラゲラ笑ってる。 芸能人のことを、いろいろと批評している。 お笑いの人について、あれこれと。 女子は・・…
. 保護者懇談会で、親が嘆くのは当然でありましょう。 「うちの子、家では本当にグダグダしてるんです。ボーッとしてるし、勝手なことばかりするし・・・。学校じゃ、ちゃんとやってるのか、心配!」 がっくりと肩を落として下を向いている。 これをきいて、…
. 先生、うちの子、なにも長続きしないんです。 せっかくテニスの教室に入ったんだけど、半年したらもうやめたいって。 保護者懇談会で、相談です。 親がテニスが好きなので、子どもにテニスを習わせたそうです。 けれど、その子にやる気が見られず、やめた…
. 子どもたちが楽しみにしていることがあります。 それは、渡す時の先生のコメントです。 「通知表には書いていないんだけど、本当は先生が一番すごいと思ってること」 というコーナーがあり、 「通知表には残念だけど書くところがなくてネ。どこに書いてい…
. 「ウェル洋光台」というシェアハウスがあって、インターネットで記事が読める。そこに、 「人間は本来、贈ることが大好き」という文があって、とても共感を覚えた。 オーナー代行の戸谷浩隆さんは、こう語る。 (なぜ現代社会では贈り合う社会が実現してい…
. 負けることに我慢ならない時がある。 子どもの頃、姉とおやつの取り合いで、じゃんけんに負けると、本当に頭がおかしくなるくらいに口惜(くや)しくなった。 たとえば、「かっぱえびせん」。 ひと袋を半分に分ける。 慎重に、均等に分けたあと、さらにじ…
. 腰痛を持っている教師は、かなり多いだろうと思われる。 教員の更衣室に行くと、いつもごみ箱の中に「湿布」が捨ててあります。 ジャージから着替えてるときに、たぶんペリペリと剥がしているんでしょう。 T先生は以前から腰痛持ちだし、 F先生は五十肩が…
.教育基本法(昭和二十二年法律第二十五号)の全部を改正する。 我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。 我々は、この理想を実現する…
. 子どもも、大人も、いっしょ。 人生は、等しく、同じようにある。 同じスピードで、同じように、時はきざまれていく。 子どもが花を愛し、歩いているネコに興味を持つ。 大人も同じ。 てんとう虫がいたら、 「あ、テントウムシ!」と言うし、 うまい常夜鍋…
. 充実感や達成感を得るために生まれてきたのでもない。 そもそも、何か事がらを進めたり、達成したものを得るために生まれてきたのではない。 では、なんのため? 人生は、 何かをしてはいけない、というのではない。 しかし、何かをするため、ではない。 …
. 少し出遅れた感のある、わがクラスの社会科授業。 今頃、どの学校も、6年生は明治維新を終えているだろう。 うちは、修学旅行を間に挟んで公民分野の勉強をしていたため、ちょいと遅れてます。 で、『坂本龍馬』。 きました。ついに・・・。 司馬遼太郎の…
. 「体と健康を守るため」 という大義名分は、おそらく普遍(ふへん)でしょう。 どんな意識で生きている人でも、王様であっても、我々のような下々の庶民でも、みんな同じだろう。 大会社の経営者であっても、上場間際の起業家であっても、みんな同じ。 田…
. 「お母さんがしっかりしないから、お子さんが学校でこうなるんですよ」 というの、たまに聞きますね。 これを、『母親責任説』と言います。 『母親責任説』は、現代ではすでに解消され、歴史の足音と共に人類はここから卒業しつつあります。 この『母親責…
. 今日はたまたま岡崎駅まで出て、(めったにいかない)あちこち用事を済ませて回った。 駅前を歩いていると、「先生!」という大きな声がする。 わたしは、どうしたと思いますか。 こういうとき、わたしは呼吸を整えてから、ゆっくりとそっちを見るのですよ…
. すでに言い古されているが、なかなかその真髄が見えてこない感のある現象。 1組の先生と2組の先生と3組の先生。 この3人の人間関係が、そのまま実は、子どもたちの心の成長に結びついていることが、なんだか分かるようでわからない。 「そうなんだよね…
. 思い出すのは、教員になりたての頃のこと。 うちのクラスには、外国籍のマイケルくんがいた。 お母さん(イギリス人)が声をかけたらしい、ちょうど同じマンションにクラスの子が何人かいたから、いっしょにハロウィンをすることになる。 お母さんが心配し…
. 「やられたら、やり返せ」と教えるかどうか。 おうちの人が、子どもにそう教えている場合、なかなか激しいバトルが繰り広げられます。 こぶしでパンチ。 両者が傷ついて終わりますが、かなしいですネ。 教師や大人はこういうとき、大体、 「どっちが先に手…
. そもそも、人間と言うのは、どの程度、やる気に満ち溢れた存在なのだろうか。 子どもを見ていると、どんどん遊ぶ。 なんでも試して、振ってみたり、歩いてみたり、のぞいてみたり、たたいてみたり、噛んでみたり、いろいろする。 特に、幼児期の子どもはそ…
. 「このままではまずいと思うので、頑張りたい」 日記には、その子の思っていることの一部が見え隠れする。 単純に、がんばって〇〇できるようになりたい、ではないのです。 このままではまずいと思うので が気になる。 今の社会は、『がんばって克服するの…
. 国語の教科書に、「町の幸福論」という題材がある。 (6年生 東京書籍 平成27年度発行) 教科書に「幸福」なんていう言葉が、堂々と掲載されていることに、少し驚く。 今どき「幸福」などという言葉を、大人が使うだろうか? 身近な人に聞いてみると、 「…
. 人という存在は、なぜそうなのか。 人は、なぜ、強圧的になって苦しむのか。 人はなぜ、奴隷になりあうのか。 人はなぜ、威圧し、威圧されることを嫌うのか。 本能なのか? それとも学習したもの? いや、大人は、自発的に服従することがある。 精神構造が…
. 秋の音楽会も、つまるところは、子どものためでありましょう。 音楽会の成功、ということを考えるのは当然です。 ただし、その成功とはどんな中身をさすのだろう。 そもそも、音楽会を成功させるために、地域から子どもが集められているわけではない。 こ…
. 久しぶりに両親と話したら、以前やっていた〇〇健康法とか、やめてしまった、と言っている。 長続きしなかった。 以前、実家の玄関に、商品のダンボールが積んであった。 今では、きれいに無くなってるらしい。 ちなみに、自分も無精もので面倒くさがりな…
. 運動会で、高学年の組体操がなくならないのは、なぜなのか。 怪我をした学校から、やめていっている。 一旦やめてからの復活は、よほどのことがない限り、しない。 このことを考えると、確実に日本の国から、「組体操」は減っているはずだ、と思う。 とこ…
. おなじ空を見ても、一人ひとり、思うことが違う。 「やっぱり、秋だねえ。さびしそうな気配になってきた」 さびしそうに感じている人は、なぜそう感じるのか。 「いやあ、きれいで気持ちのいい天気だねえ。山日和だよ」 山の大好きな人だ。 みんな、自分の…
. 6年生の算数。 難しいところ、つまづきやすいところ。 速さ=道のり÷時間 道のり=速さ×時間 時間=道のり÷速さ これを覚えるというのに、抵抗ある方、多いでしょう。 丸暗記することの多い小・中の算数(数学)で、これはまさに丸暗記型で解けるから、い…
. 地球がボーッと回る。 雲が、スーッと流れる。 で、地面から音がする。 ドッドッド。 稲の刈り取り。 コンバインの音かな。 地面に寝そべってみる。 ため息が、自然と出てくる。 あくびも出てくる。 そばにあった石を、意味もなく、ふといじっている。 い…
. 歴史を教える際に、2つの視点があることに気付いた。 1つは、民衆視点。 もう1つは、為政者視点。 たとえば、天草 四郎(あまくさ しろう)の一揆。いわゆる、島原の乱だ。 これを、民衆視点で語るのか、それとも為政者視点で語るのか。それによって、…
. Fさん、いつもお読みくださりありがとうございます。 そして、記事へのリクエストをいただきましたね。 薬を飲むのが良い、とする学校側の「お願い」に対して、父母の方がどのようにこれを考えていけばいいのか、みなさんお悩みなのでしょうね。きっと、た…
. これは子育てのコツの中のコツ。 人間社会では、どうしても年下がひいきされます。それが人情です。 大人が「かわいい」と思って関心を持ち、つきあってやり、話を聞いてやるとき、優先されがちなのは年下の子の方です。 まあ、それが当然で、人はもっとも…