2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
つい先日。 「思い出のマーニー」という映画がテレビで放映されたらしい。 この映画のタイトルを聞くと、どうしても思い出すことがある。 昔のクラスでのこと。 この映画のタイトルを聞いたある子が、 「まあにい(兄)の本名はなんなの?」 と、思ったそう…
(前回からのつづきです) パターン2は、高学年向け。 これは、ともかく、【実験と表とグラフ】。 これが決め手になります。 もうすでに、わかっているようなことや、本に書いてあることで、良いのです。 自分で工夫して、家にあるものや安価な道具で、思い…
夏休みに入る前、 教室で、自由研究の話をした。 そろそろ夏の宿題を伝えておかないと、と思ってたら、 「自由研究やるの?つまんないからヤダ」 と開口一番、Mくんが言う。 そこで、ちょっとみんなの気持ちを整理しましょう、と。 まず、自由研究にはネ、3…
夏休みになる前、 「先生、自由研究なにしようかなあ」 という相談が増えます。 わたしがいつも言うのは、 「図書館に、ボーッとしながらいたらいいよ」 です。 図書館で、なにも決めずに、ボーッとしながら突っ立っていると、 どこからともなく、本が呼んで…
① 七夕伝説って知ってる? 七夕の話。 だいたい、なんとなく知ってる。 知らない子もいる。 そこで、織姫と牽牛の話をする。 一年に一度、会える。 8月、夏休みの後半、夜、空を見てみると、 織姫と牽牛が、ちょうど真上にみえる。 夏の大三角形が、天球の…
学校が火事になったら、どうするかなあ。 〇火を消す。 だれが消すの? 〇給食室の人とか、近くにいる人が消す。 〇大人が消す。 みんなはどうする? 〇逃げる。 大人はどうやって消すんだろう? 〇消火器で消す。 消火器はどこにあるの? 〇えっと・・・ 〇…
「わたしは採用試験を受けるべきでしょうか」 という問いが出てくる背景に、なにがあるのかな、と思う。 硬い、職業意識が、隠されてはいないだろうか。 ぜったいに仕事選びに失敗してはならない、という怖れで、 やわらかい感性までもが、ガチガチにこわば…
長い間、ブログを続けていると、採用試験関係の悩みごと相談も舞い込む。 ブログページの、メッセージ機能で、わたくし、新間へ簡単なメールが届く仕組みになっています。 しかし、このような質問に、ほとんど、何も回答できずにいます。ごめんなさいネ。 「…
担任というのは、子どもの顔を年中みているので、 ちょっとした表情の変化などを、感じることがある。 また、休み時間に子どもが校内のいろいろなところへ探検していても、 なんとなく、あのへんに〇〇くんがいやしないか、と勘のはたらくことがある。 職員…
子どもといっしょに、図書室で図鑑を読む。 小学校の図書室には、高級な図鑑が何種類も置いてある。 「ポプラディア」の大図鑑とか、知ってます? ・・・絵も写真も、すごい量ですよ。 きっと、予算が潤沢なのでしょう。(国の将来を考えたら、スバラシイこ…
初発の感想をきく。 〇かわいそうな話だと思う。 〇ゆみ子がかわいそうだった。 〇戦争しているから、かわいそう。 みんな、口々に、かわいそう、という。 「あ、そう。この話、かわいそうな話だった?」 「うん」 そこで、最初の発問を考える。 「どんなふ…
子どもがプールを好むのはなぜか。 プールで、かならずしも、遊ぶわけではない。 わたしの授業は、矢継ぎ早の指示が出て、 どんどんと泳ぐ。 まるで水泳教室のように。 だから、 「あらま先生の水泳授業は、忙しすぎる!」 と文句が出てもおかしくない、と思…
20分放課、職員室で。 ふと見ると、 仲の良い先生が、 「このお茶、おいしいんだよね」 というような調子で、ごくごく、飲んでいる姿が目に映った。 教室の中って、暑いよねー・・・ 子どもも水筒の水を飲んだり、 校庭の水道でも、ごくごく飲んでいるようだ…
悪口を言われて、 「お前、おれを馬鹿にすんのか!」 と怒鳴る。 あまり、子どもにはない、どちらかというと大人にありがちな会話かと。 しかしたまーに、子どもにも、そういうことがある。 たぶん、本とかテレビとかの影響でしょう。 「お前、おれを馬鹿に…
以前から、この「感じ」は、言いようが無い、と思うことがある。 それは、子どもが、「意気揚々と」、手伝ってくれる時の、あの感じだ。 顔が、光り輝いている。 そして、目が、楽しくて仕方がない目になっている。 用事が終わりそうになる、その前に、すぐ…
ずいぶん昔のことですが、学校で、「給食残飯グランプリ」というのがありました。 給食で、おかずやご飯が、残ります。 すると、その残滓の量をはかるんです。 お昼の放送で、 「今月、残滓の少なかったクラスは6年1組でした!おめでとうございます!」 い…
ブラタモリで、タモリさんが名古屋に来た。 名古屋城と熱田がクローズアップされていた。 しかし、そのキーとなっていたのは、なんと 徳川家康!! 岡崎市民にとっては、 わが、家康公、である。 家康の、したたかな未来を見通す目。 まちづくり、国づくりの…
道徳の副読本。 夢とか希望、とか、強調しすぎ。 と、思うときがある。 道徳の資料に、「夢」を語る、というのがありまして・・・。 するとネ、子どもたちみんな、 ほぼ全員が、『職業』を言うのですよ。 あれ? 夢って、職業のことだっけ? と。 必ずしも夢…
いつのころからか、「ほめる」は、不要、と思い始めた。 それまでは、要る、と思っていた。 必須、と思っていた。 だから、わたしが教室経営をうまくやっているとしたら、その原因は、 「子どもをうまくほめているからだ」 と思っていたことまである。 それ…
. 教育現場において、 「褒める」ほど、難しい言葉はないと思う。 おそらく、「ほめる」という言葉の中には、とても多くの事例が含みこまれている。 だから、わたしは、「ほめる」という単語を、使うのに、躊躇してしてしまう。 本音を言うと、ネ。 子どもや…
. 相手が満タンになるポイントを、すべて把握できれば良いが、現実的ではない。 大人も子どもも、相手がいったい何によって満タンになるのか、知りようがない。 つまり、本当に相手の心が満タンになるポイントというのは、 他人にはざんねんながら、分からな…
. 満タンタイムは2分間しかなく、朝の忙しい時間にがんばってやりくりする。 しばらくつづけていると、 「先生、満タンタイムを延長しようよ」 とか、 「満タンタイムは短すぎるから、長くしたい」 という意見が、かならず出てくる。 たしかに、2分間は、…
. けんかの起きる前。 こころの目盛りは、いったいどこにあったのか。 10を満タンだとして。 子どもたちは、全員が、 「0とか1とか」 という。 え、そうかなあ。 「だって、メモリが10のところとかだったら、ちっとも気にならないもん」 そもそも、目…
. 毎日、いろいろと話し合っていると、 なにかの流れで、 クラス全員、幸福になりたいと願っている と、判明することがある。 そんなもの、人間だもの、当り前じゃないのか、と思われましょう。 しかし、実は、「幸福」という言葉ほど扱いにくいものはないの…
. 登校しぶり、と言われている子がいました。 子どもたちが登校する玄関ではなく、職員が通る通用口の玄関があります。 そこに、親子が2人で立っていました。 つまり、他の子といっしょの児童用玄関からは、入りたくなかったのでしょう。 たまにそういうケ…
. 座禅を組んでいるところへ坊主が現れて、長い棒で ビシッ と肩を叩く。 すると、肩を叩かれた修行者はお辞儀をし、居住まいを直し、また座禅に集中する。 あの棒は、集中力が途切れたとき、そのことを親切に教えてあげるための棒らしい。 名前を、「警策(…