叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

がんばれーーーー!!!

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最近、子どもの日記に

「がんばれーーーーー!!!」

と書くことが多くなった。

宿題のチェックやら保護者への手紙やらあれこれと用事があり、朝の5分、昼の5分、というのが貴重きわまりない。

この5分に、鬼のようになって宿題を見る。
でないと、あとはもうスケジュールに1分も余裕が無いからだ。

理科の実験なんてある日には、お湯は沸かさないといけないし(うちの理科室には湯沸かし器が無い!!)。
ペトリ皿やらシャーレやら、虫めがねやら、ありとあらゆるものを用意しておくだけでも一苦労。
その間に、児童会の担当の子どもがやってきて、来週のイベントのことでいろいろと質問してくるし、プールのそうじのことで2年生の先生があれこれと連絡に来てくださったり、習字の先生が電話してくるし・・・・


というわけで、鬼のようになって、宿題を見る。

宿題のひとつが、日記なわけですが。

丁寧にみてあげたいが、それが叶わない日もあります。

コメントも、じっくりと考えた上でコメントを入れてあげられる日もある一方で、

「今日はゴメン!一言ですまん!!」

という日もあるのですよ。

そういう日が、つづくと、ちょっとごめんなさい、本当にごめんなさい、という気分になるのですが、このときわたしは、

「そうか!がんばれーーーーー!!!」

と日記のコメントを書くことが多い。

それも、赤い太いペンで、赤々と、でかい字で、

「うん、そうかーーーー!!!がんばれ、がんばれーーーーーー!!!」

と書く。



これ、あまり今までは、書かなかった言葉だ。

教員になって10年近くになるが、ほとんど、がんばれ、という言葉は使ってこなかった気がする。

ところが、今年、自分でも本当に不思議だけど、すらすらとこの言葉が出てくる。


がんばれーーーーー!!!


おかしいな、なんでだろうな、と思って今日、ちょっと調べてみたら、子どもたちの日記の文末がこうなっているからであった。

「・・・・わたしは〇〇〇が〇〇になるように、一生懸命にがんばります!」



なんだか、頑張り屋さんが多いクラスなのであった。

だから、わたしもつい、

ガンバレーーーー!!

と書くのであろう。


応援、なのである。

心の底からの、応援歌なのである。

子どもたちよ!!

ぐあんば、れーーーーーーッ!!!!

飛び出す小学生3