叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

なぜ、その途端に苦しくなるのか。

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前回からの、つづきです。


相手の真意、意図、気持ち。
こういうものを、聞こう、聞こう、聞けているかどうか、とたずねつづける人生。


そこを考え続けて行くうちに、「怒り」について、きちんと、最初から、一から、しらべてみたくなった。

なぜなら、「怒り」に燃えている間は、相手の真意なんかには、まったく触れようとしていないではないの。


われわれは、なんで、すぐに、
相手が悪いと思いたくなるのかな~。


夫婦間でも、
子どものことでも、

人間は、愛している対象であるはずが、
憎しみの対象になってしまう、

ということがある。

なぜ?

愛している、大切に思っているはずなのに?



これを、反省モードで調べても、おそらく、ただの反省にしかならない。
そうでなく、

・人間はなぜ、こんな矛盾を抱えているのか
・世界中の人類が、みんなそうなのか


と調べたくなる。
人の歴史はずいぶん長いけど、ずっと、この矛盾は解決されないまま、なのかいな。



どうして、◯◯なの!?(おかしい!)



あなたはどうして、そうなの!(許せない)




ひとは、大切な相手のことを、時折、こんなふうに、責めたくなる。

どうして◯◯なの?

この◯◯の中には、いろんな言葉が入る。


ずっとこれを考えていると、切なく、苦しく、なってくる。


なぜ、ひとは、相手を変えようと欲すると、苦しくなるのか。


どうしてか。
どうして、苦しくなるのか。
苦しくなるわけは。

なぜ人間は、
そういう具合に、
生まれついたわけ?


つづく。

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