叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

ピッピ・イノベーション その2

前回、ピッピ・イノベーションについて書いた。

その中で、

言うことを聞かなくてもよい

というのがあって、

それはかなり、大人が

ギョッ!!

とする言葉、である。



言うことを聞かなくてもよい、ということについては、おそらく100人のうち、99人の大人が

「そんなことない!」

というだろう。

「子どもは、大人の言うことを聞くべきだ!」

とね。




ところが、その、聞くべきだ!というアプローチの仕方で、行き詰ってしまったのだから、どうしたらいいの、ということであります。

「思春期の反抗期」というものがあるらしいけど、

聞くべきだ!
その通りにすべきだ!
と言っていても、反抗期の子等は、ちっともそうならない。

実際そうなっていないのに、あらためて
「言うことを聞かなくてもよい」
という文面を見てみると、大人は、
なんだか、ムカッとくるのです。



実際には子どもが大人の言うことを聞いていなくても、その通りにしなくても、

「子どもは親の言うことを聞くべきだ」

という線そのものは、崩したくない、ということでしょう。

で、実際は、子どもは親の言うことを聞いていないのですが。

聞いていなくても、そういうことにしたい、という「親の側のねばり強い姿勢を見せたい」ということなのでしょう・・・。



ピッピ・イノベーションでは、言うことを聞くべきだ、というふうには、ならない。

しかし、子どもは、親の言うことを聞くのです。

同格だからね。

圧力無用だから、そうなるのだ。

圧力無用!