叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

教師とは・・・

縄文時代が面白い!

. 来年度から、また教科書が変わる。 とくに、社会科の教科書が変わるらしい。 そこで、教科書を作成されるえらい先生方に、お願いがあります!! ぜひ、「縄文時代」を、BIGに取り扱ってほしいです! なぜなら、縄文時代が、とても健康的に見えるから!!!…

人材活用ってなんだ。

. 「ほら、あの子が使えるじゃん!」 他のクラスの先生から出てきた言葉だった。 月末の学芸会に向けて、学年の先生たちは大忙し。 それぞれのクラスの音楽の発表や、劇、発表会の練習が続いていた。 どのクラスも、なかなかいい。 『子どもたち、やるな!い…

子どもに、関心がない、ということ。

. 学校の抱えているのは、ともかく「非難」されることを避けたい、という『大願』である。 この『大願』をかなえるためには、何でもする、と言うのが、学校の立場である。 学校には大義があり、看板があるのであるから、 世間から非難を浴びる、ということが…

「運動会は無い方がいい」 について

. 運動会が無い方がいい、というと、 「そんなものは暴言だ」 と一笑に付される。 しかし、よく考えてみると、学校にたとえば400人の児童がいたら、 その児童全員にとって、 「運動会が絶対にあった方がよい」 と言えるかどうか・・・。 その過程は無視し…

見た目で判断してるので・・・目が白黒!!

日本の企業も、いろいろ難しいようで、伸び代が無いように見える。頭打ちなのか? あの大企業SONYでさえ、リストラ5000人とか。。。 これからの時代を生き抜いていくのに必要なのは、恐らく、学力テストの成績ではないでしょうけど、しかし、それ以…

教員がいつも同じような服を着ている理由

おたんじょう日の子がいたので、クラスで乾杯をしました。 ジュースはないので、給食の牛乳です。 「今日、わたし、7歳になったんよ」 1年生です。彼女は、つい昨日までは、6歳だったのです。 わたしはそれを聞いて、あらためて、うーん、と考え込んでし…

2014年今年もどうぞよろしくお願い致します

新年です。 皆様、明けましておめでとう存じます。 人間は、本来、自由であり、何をしても何を考えても何を言っても、すべて人に受け入れられることが幸福です。 それをすでに実現しているのが小学校の教室の中ですが、大人になるにつれて、 ○してはいけない…

一度きり!自由主義で行う「運動会」のこと

運動会とはこういうもの、という思いは、かなり強い。 なんせ、歴史があるから。 おじいちゃん、おばあちゃんの時代から、 「こういうものじゃから」 というもの、きっと強い。 どの人の頭の中にも、ある。 その昔、骨のある校長がいて、 「行事はすべて、一…

学校に欠けているもの

それまでは拒否をして、体育館にさえ行こうとしなかったTくん。 連れて行こうとすれば、大声で抵抗して、走り回っていたTくん。 体育座りをして、校長講話を聴けるようになった、のは、 Tくんが、大人の願いを聞き入れた、ということだろう。 今度は、逆に、…

どこにも角が立たないようにするのが学校運営

「エーッ!そんなことしたら、角が立つかも・・・」 という恐れ。 これが、学校の隅々に、息づいている。 「おっと!」 あぶない、あぶない・・・。 そんなことしたら、 怒られる、責められる、変に思われる・・・ それで、PTAが企画する「交流会」は、どん…

教師は大目に見てもらっている?

廊下を走らない、ということになっている。 そもそもは走るのが大好きで、走るスイッチがデフォルトでONになっているとしか思えない子どもですが、学校ではそのスイッチを、がんばってOFFにしておかなければならない。 それは、学校という装置がそうい…

学校の電子ボードはなぜ使われないのか~仲の良くない職員室~

学校の職員室は、たいへんに過ごしやすい空間であります。 なぜかというと、職員のみなさん、いずれも良識のある市民であり、教職という信頼のある職についている、という自負もある。 (勝手な推測ですが) だから、みなさん、相手の立場に立って、配慮をし…

苦手な担任の先生との距離を縮めるとっておきの方法!

おうちの方から、連絡帳にあれこれと書いてもらうのが好きだ。 なぜかというと、子どもの家での様子が、よく分かるから。 学校での様子は、一時的なもの。 学校にいるくらいの短い時間なら、「何でも我慢できちゃう子」だっている。 学校の先生の目をごまか…

NAT=「怒らない」 ・・・ではない。

NATは、Non-anger teacher ノンアンガーティーチャーの略であります。 ノンアンガーですから、「怒り」がない。 しかし、怒らない、ではない。 いったい、どうちがうの、と。 「怒りは不要かもしれないけれど、それでも、人間だもの、怒らないのは難しい。」…

NATは、緘黙児に対してどうアプローチできるか

NATとは、怒りで脅迫しない先生、つまり、ノンアンガーティーチャー(Non Anger Teacher)のことであります。 ノンアンガーは、緘黙児にむかって、どうするか。 ふつうの先生と同じように、無理に圧迫してしゃべらせようとすることもないし、 通常の先生と同…

NAT(ノンアンガー・ティーチャー)って、知ってる?

NAT(Non-anger teacher ⇒ノン:アンガー:ティーチャー)とは、 子どもを脅迫しない先生のことです。 たとえば、怒りをぶちまけ、大声で叱責する、などということがない。 すでに、全国にたくさんいらっしゃると思います。 こうした先生を育てる教育プロ…

「怒るのと、叱るのと、しっかり区別をしてください」

「怒るのと、叱るのと、しっかり区別をしてください」 こういうのを、教員の研修でも聞く。 なんとなれば、近年、教員の虐待なんてのが話題になるくらいで、 教員の研修時においても、 「いらいらしたり、カッとなって、体罰に結びつくような言動は、厳に慎…

褒めも叱りもせず、何をするかと言うと・・・

子どもを褒めも叱りもしない、というので、 世間的には 「なにもしていないのね」 という感じ。 じゃ、そういう先生は、いったい何をしているのか。

褒めない叱らない ~なまくら教育~

いったい大人は、なぜ褒めようと思うのだろう。 相手を喜ばせよう、という意図で、ほめるのだろうか? 子どもを喜ばせようというので、ほめるのだろうか? そういう感じ、ある? ちょっぴり、ある? やっぱり、まったく、ない? ほめると⇒喜ぶ 喜ぶから、褒…

連絡帳って、すばらしい。

1年生の、初登校。 きのうの、入学式は、親子一緒に来ています。 今日が、はじめて。 一人だけで、学校へ来るのです。 親の心境としては、 だいじょうぶかしら、うちの子、学校がきらいにならないかしら。 いろいろと思うのではないでしょうか。 朝、子ども…

自転車乗れないと困るでしょう!

困る話です。 だれが困っているのでしょう。 正解は・・・

大人の一人ひとりが、素にもどろう。

大人の一人ひとりが、素にもどろう。

体罰調査アンケートの問いの立て方がまずい

体罰問題の話題でもちきりだ。各自治体でも、「体罰」の実態を調査する、アンケートを緊急に配布したところがあるようだ。家庭や子どもたちにそのアンケートを書かせ、学校へ提出させたという。どんなアンケート調査だったのだろう。

「女性担任、キレて小3の頬つねり痣」のニュース

「口答えにキレた女性担任、小3の頬つねり痣つくる」(読売新聞ニュース:2013年2月1日)なんとも後味の悪いニュースが飛び込んでまいりました。少しずつみていきます。

「教師による、児童の虐待」を問題視する方を見つけました

こんな文章を見つけました。「級友などからの〈いじめ〉、親権者からの〈児童虐待〉と比べると、教師による〈精神的虐待〉は、あきらかにその考察はまだ緒に就いたばかりである。引き続き、その“見えにくい虐待”への積極的な議論が望まれる。」どこに書いて…

宮台真司先生の「学級崩壊」についての論考をめぐって

宮台 真司「学級崩壊をめぐって」という文章がある。ここに、成熟社会では、「みんな仲良し」的な教育は、逆説的なことに、人を平気で差別し、危害を加える人間たちを量産します。という文がある。これはするどい、と思わず、うなってしまいました。そうなので…

結局、今の学校に必要なのは「教育」の前に、「福祉」だということ。

また、言っちゃった。このところ、爆弾発言ばかりでるのう・・・。これも、庭にながめる柿の木が、あまりにも風流で、遠目に見える山の肌が、いっせいに色づき感傷を深くするからだろうか・・・。愛知県の、ひなびた田舎町に暮らしながら、あれこれ、思うこ…

どんな子を育てるのか の共通理解はあるのか?

この土日は、モリコロパークへでかけて、見事な紅葉を楽しんでまいりました。愛知県人として、こういうすてきな公園がいたるところにあるのは、本当にありがたい。11日はイベントがたくさんあるとのことで人が混みそうでしたので、10日の土曜日に行きま…

「怒らない先生」の心細さ

これで1年と7カ月、叱らない先生をやっているわけですが・・・しかし、叱らない先生ほどしんどいことはないのに、「叱らない先生」は楽ばかりしている、という誤解があるようで・・・。そして、そのことは、実はたいへんに、名誉なことであります。なぜな…

くたびれた教育と行事

うんざりして疲れ切り、パワーダウンしている大人が子育てしているから、「じっくり子育て」でなくなってきている。「取り急ぎ子育て」になってきた。問題回避型のDNAが勤勉に働いて、精神が疲労している大人たちが、子どもを見ないで、形を見て、とりいそぎ…