2013-01-01から1年間の記事一覧
赤白帽が、何かの拍子におちてしまった。 Oくんの机の上から、落ちてしまった。 そこへ、私が通りかかった。 Oくんが、 「あ、先生、帽子ひろって」 と言いました。 さあ、あなたなら、どうしますか?
ともだちのつくった粘土の作品をさわりたかったんだけど、 ともだちが 「だめ」 という。 しかし、あきらめきれないで、休み時間にないしょで触ってしまった。 いろいろと触っていたところ、粘土作品の形状が変わって、トイレに行ってた持ち主が帰ってきて、…
毎日、1年生(6歳か7歳)といっしょにいると、あれやこれやと、いろんなことを思うものだ。 最近、ふと思いついたのは、 ○人生の諸問題は、6歳の時に、全員がいったん経験するのではないか ということ。 たとえば、人と人との間柄、関係について、かなり…
学校の職員室は、たいへんに過ごしやすい空間であります。 なぜかというと、職員のみなさん、いずれも良識のある市民であり、教職という信頼のある職についている、という自負もある。 (勝手な推測ですが) だから、みなさん、相手の立場に立って、配慮をし…
帰宅する直前、給食着を持ち帰る日があります。 金曜日には、1週間使った給食着を、持ち帰ることになっている。 Aちゃんが、Bくんを、給食着の袋をぶんまわして、たたきました。 給食のときの白衣と帽子が入った袋があります。 布でできた、軽い袋です。 ひ…
声のたいへんに大きなAちゃん。 ようい、ドン、を言う場面では、大活躍をする。 わざわざAちゃんを指名して、やってもらった。 50m離れた場所にも、ようく聞こえる声で、 「ようい、ドン!」 おかげで、50m走のタイム取り、はかどりました。 ただ、気…
おうちの方から、連絡帳にあれこれと書いてもらうのが好きだ。 なぜかというと、子どもの家での様子が、よく分かるから。 学校での様子は、一時的なもの。 学校にいるくらいの短い時間なら、「何でも我慢できちゃう子」だっている。 学校の先生の目をごまか…
NATは、Non-anger teacher ノンアンガーティーチャーの略であります。 ノンアンガーですから、「怒り」がない。 しかし、怒らない、ではない。 いったい、どうちがうの、と。 「怒りは不要かもしれないけれど、それでも、人間だもの、怒らないのは難しい。」…
NATとは、怒りで脅迫しない先生、つまり、ノンアンガーティーチャー(Non Anger Teacher)のことであります。 ノンアンガーは、緘黙児にむかって、どうするか。 ふつうの先生と同じように、無理に圧迫してしゃべらせようとすることもないし、 通常の先生と同…
NAT(Non-anger teacher ⇒ノン:アンガー:ティーチャー)とは、 子どもを脅迫しない先生のことです。 たとえば、怒りをぶちまけ、大声で叱責する、などということがない。 すでに、全国にたくさんいらっしゃると思います。 こうした先生を育てる教育プロ…
職員室で、 「仏(ほとけ)の新間(あらま)先生」 と言われています。 「怒ったところ、見たことないよね~」 と、今年度から赴任した、N先生が言うと、 それを聞いた養護教諭の先生が、 「そうそう。ほとけのARAMAだから」 と、にやり。 私から見たら、そ…
廊下で激しく、叱責の声。 大音声で 「いい加減にしなさい!」 「あなたは何をしようとしているのですかっ!」 あとで、職員室で、下のような会話がありました。 「あの子は、叱ってもよい子だから・・・」 これを小耳にはさんで、どうにもそのフレーズが耳…
Tくんが、Aくんの持っていた、ムラサキ色の木の実を、ぶんどりました。 ひったくった感じ、だそうです。 近くにたまたま居た、支援員の先生が、それを見ていたとのこと。 すぐに対応してくださっていました。 「なんで、とったの?」 「・・・」 「Aくん…
Tくんが校庭で石を拾う話。 はあ。(ため息) 好かんなあ。 ・・・と思ってしまいます。 「全校で、石を拾いましょう!」だって。 職員会議で、校庭の石が問題になった。 秋の運動会に向けて、今から石を拾うんだって。 「夏の酷暑、猛暑、それを避けまして…
月曜日は、とくべつな日です。 月曜日の朝、子どもたちの様子をみると、その子の土日の過ごし方が、なんとなしに伝わってきます。 最初から、わたしに何かを言いたくて、にこにこしながら、近づいてくる子がいます。 また、そうでなくとも、満足げな子もいま…
あるところに、黄色い小さな家がありました。 そこにひとりの若い男が住んでいました。 ある朝、男が起きてのびをしていると、 飼っている ねこも つられてのびをしました。 のびをしているねこをみながら、男が口笛を吹いて、 朝のお茶を飲んでいますと、 …
1年生だから、なにをやっても楽しいですが、 最近は、 「ひそひそ話」 が楽しいです。 「ひそひそ話で教えて!」 といって、黒板の前に出てこさせ、 かがんだ私の耳をみせると、 みんな、得意がって、わたしの耳に口を近づけて、 「あのね、ごにょごにょご…
「怒るのと、叱るのと、しっかり区別をしてください」 こういうのを、教員の研修でも聞く。 なんとなれば、近年、教員の虐待なんてのが話題になるくらいで、 教員の研修時においても、 「いらいらしたり、カッとなって、体罰に結びつくような言動は、厳に慎…
次男を連れて、スーパーに行きました。 小さな子が懸命に歩いているので、ちょうど入り口ですれちがったおばちゃんが、ドアをあけて待っていてくれた。 よちよち歩きの次男君を見て、おばちゃんの顔がとろけそうになります。 次男くんは、おばちゃんの顔を不…
子どもを褒めも叱りもしない、というので、 世間的には 「なにもしていないのね」 という感じ。 じゃ、そういう先生は、いったい何をしているのか。
研修その他で、出張する日もあります。 教員の研修は昔と比べて、比較にならないくらいに多くなりました。 教員が研修を受けている、と聞くと、多くの人は 「そりゃ、いいこったね」 と思うでしょう。 教員の不祥事がマスコミをにぎわせている昨今、 「ちっ…
「おれんがつよーぃぞ」 これは、すこし訛りも入っている。 少していねいに書くと、こうなる。 「おれの方が、お前よりも強いんだぞ」 みんなで、ランドセルにしこたま、勉強道具や箸やらハンカチやら、詰め込んでいる。 1年生は、帰宅時間になると、全員で…
兄(3年生)の授業参観です。 楽しみでなりません。 小学校の教員は、他の先生の授業を見ると、たいてい、レポートを書かされます。 これが、とても勉強になって大変ありがたいのですが、一方で 「たいへんだな」 という思いも正直ありまして。 ところが、…
いったい大人は、なぜ褒めようと思うのだろう。 相手を喜ばせよう、という意図で、ほめるのだろうか? 子どもを喜ばせようというので、ほめるのだろうか? そういう感じ、ある? ちょっぴり、ある? やっぱり、まったく、ない? ほめると⇒喜ぶ 喜ぶから、褒…
素話のおもしろさ 1)道具が要らない。 2)用意が要らない。 3)自在に長さを調節できる。 4)自在に物語を変更できる。 5)子どもの目を見て話ができる。 いくつかあるけど、すばなし(素話)のよい点は、上記にあると思う。 とくに思うのは、5番。 …
1年生の担任なので、補助の先生がつく。 その先生が、 「先生、ほめるの上手ですね」 とほめてくれた。 1)いったいどんな場面を見て、そう言いたくなったのか。 2)ほめる、というのは、いったい私のどんな行動を見てそう思ったのか。 3)なぜ、上手だ…
「許す」 という言葉は、なんだかとても、1年生にそぐわない。 そんな、大上段に構えたようなことは、「思って」 もいない、と思われる。 許す、許される、という縦の関係が、もともと無いのだろう。 だから、敵と味方もなく、 要求をのますとか、のまされ…
教室で、不思議なほど、やる気がおきない。 ともかく、まるで静養中の老人のように、静かに過ごしている。 悲しい教員のサガで、 「こんなにテンションが低くて、いいのだろおか」 と、考えても分からないことに不安を感じて、いいか、ダメか、と考えようと…
すずめばちが、とびはじめました。 わが家は、古い民家であります。 軒下は、どこにだって巣をつくりやすい構造になっている。 嫁様がのんきに朝、畑に出ていると、すごい羽音がして、 なにかが、頭をかすめて飛んで行ったそうです。 カブトムシかな? 嫁様…
休みがつづいて暇があったためか、 いつもは気にしないテレビを、ながながと見た。 Eテレのピタゴラスイッチ、そのほか、ほんの少し、見るべき番組があったが、あとはなにも感じないので、そのうちにやめた。 久しぶりにテレビを見たわい、とつぶやいたら、…