叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

2012-01-01から1年間の記事一覧

放送大学で特別支援学校教諭の免許をとる

特別支援学校教諭の免許を取ろうと放送大学の科目履修生に申し込みました。しばらくすると郵送でいろいろと必要な書類が送られてきたので、必要事項を記入して再度送付すると、今度は教科書と「通信指導問題」が送られてきました。なんだか、なつかしいです…

廊下は鈴鹿サーキット!

子どもは、根本が、「はしりたい」生き物のようです。その子どもに向かって、「はしっちゃだめ」というのですから、学校の廊下というのは、根本的にかなり子どもの実感や気持ちとは、ズレている(ことを要求される)場所なわけです。学校側の理屈は以下。・…

「発達障害の子だけ」に対応しようと思ってもむずかしい

最近思うのは、学校の先生は、「発達障害の子だけ」に対応しようと思っても、むずかしい、ということです。クラス全体を、発達障害の子があたたかく迎え入れられるクラスにしないと、結局どこかで糸がほつれていくのです。「あれ?」と思う瞬間に、発達障害…

少人数加配の先生が来てくださった効果を数値で示せと校長会で・・・

校長先生が悩んでいました。いつもわりと晴れ晴れしている顔なので、ちょっと困りました。職員室の気分もなんとなく、曇ってきます。勇気を出して、教頭先生がおたずねしてみると、なんと「加配の先生が来てくださるのでわれわれはずいぶん助かっているが、…

お誕生会にさそうメンバー選びをどうするか 教師に相談

「どうでもいい」とさけびたくなることってありますが、これなんかはその典型的な例です。こんなの、教師に聞くかよ、と。「べつにだれでもいいと思うよ。誘いたい人誘う、というので」と返事をすると、「それが分からないから、聞いているんじゃん」と言う…

高学年の「親友」ほどおそろしいものは・・・

A子に「親友」と呼ばれ始めた時点で、なにかがくるいはじめた。A子はボス。クラスの女子の中で、もっとも人の心を「突く」のがうまい。「親友」という甘い言葉を使いながら、その実は、クラスの女子を自分のお気に入りと、そうでない者とにふるい分けていく…

結局は「ともだち」との人間関係で苦しんでいる

クラスの子どもたちを見ていると、つまるところ、学校にくるのは「人間関係」を学ぶためなのだ、と思うようになった。授業も大事。それはそう。国語も算数も、理科も社会も、総合的な学習の時間も、すべて大事なことには変わりない。でも、いちばん子どもた…

赤と白の応援団長 タイプがぜんぜん違う!

赤の応援団長は、いかにも先生の言うことを聞きそうな優等生タイプ。白の応援団長は、なんでこの子が選出されたのか、と6年の担任の先生の考えを疑うような、非優等生タイプ。と、ここまではまだ勝負は五分五分だが、やはり惜しいことに、優等生タイプがど…

運動会なんかよりも、もっと大事な・・・

運動会にかけるエネルギーが、学校を大きく包み込んで、良くも悪くも、学校を巨大な競技場にしたてあげていく。それは本当におもしろいことでもあり、子どもが変化するタイミングにもなり、すべての児童のよき思い出にもなり得るし、一片の浄化装置にもなっ…

運動会で怒鳴らぬための唯一の方法は

運動会シーズンです。私が以前いた、○○県の学校は5月に運動会がありました。さわやかな風の吹く中での運動会も、なかなかよかったです。新学期早々だし、急には準備ができない、という中での運動会。親も教師も、そもそも要求度が低い。それがよい作用とな…

福島の子どもたちへ 学級からの手紙

「愛知に来てくれてありがとう」こう言いながら、同じ学級、3年生からのメッセージを渡したのが、Aさん。何と言うだろうか、と思って見ていた。何か、一言言うんだよ、と事前に言ってあった。あまりスピーチや意見を言うのが、得意ではないAさん。

「疲れたよ」という子どもにどう言うか

「先生~、つかれた~」そうじのあとや、授業のあとや、なんだかんだと、いろいろな出来事があるたびに私に話しかけてくる子なのですが、ともかく、話しかけるたびに、「せんせい~、疲れた~」と言ってくるのです。こういうとき、根掘り葉掘り聞き直すと、…

子は親の言うことを聞かぬもの

今週のお題「私のふるさと」夏休みなので、ジイジとバアバの家へ行ってまいります。息子も、すでにそのためのスタンバイ状態。何をして遊ぶか、など、着実に計画をしておる。(といってもジイジの家のゲームが楽しみ、というだけ)ところで、自分の両親に迷…

ついに、S子が体育の授業を受ける! その後

ついに、S子が体育の授業を受ける! 上記を書いたのは、もうずいぶん前になる。1年5カ月も前のことだ。その後、この内容について、反応があった。「S子さんと周囲の関係の変化、先生の手だて」について、リクエストが来たのだ。ちなみに、現状を言うと、…

休み時間の過ごし方を教える、ということ

発達障害児の対応をずっと続けてくる中で、この1学期にとくに印象に残っていること。それは、休み時間の過ごし方である。授業中は、障害児について、かなり対応できるようになってきた。○事前に授業の流れを伝えておくこと○細かく指示を出して、そのとおり…

学校の教師がもっと社会に出ていくべきだ

すぐに、「責任がとれるのか」とか、「だれが責任をとるんだ」とかになるから、なかなかできない。しかし、学校の教師が黙することでのデメリットが多すぎるのだから、これから土曜日の午前中は、公民館でクラスの先生と保護者がかならず輪になって茶話会を…

朝のスピーチ つたわるか、つたわらないかの差はどこに

毎朝、子どもらは、教室のディスプレイを使って、スピーチをする。デジカメでうつしてきた写真を、みんなに見せる。これは、ただ、なにも道具立てがないよりも、はるかにおもしろい。写真にいったい何が映っているのか、みんなが固唾をのんで、待ち受けてい…

小学館「総合教育技術」6月号に「子どもは叱れば言うことをきく」という記事があってちょっと乱暴かと・・・

大手の出版社、小学館が出している雑誌。「総合教育技術」に気になる記事を見つけた。(2012年 06月号)だ。特集記事の中に、「叱れない教師は叱れるようにならないといけない。それが今の教育界を是正するポイントだ」というような論旨が記されている。これ…

やはり御時世というわけか、初任者研修で「クレーマーに対するお茶の出し方」講義が行われている現状。

わが勤務校に、唯一、初任者の青年教師、Fさんがいる。Fさんは、初任者研修に勇んで参加している。最近、何度か開催されている研修の様子を少し聞かせていただいた。「まず、保護者でクレームをおっしゃる方に、冷たいお茶を出すことを習いました」これで…

発達障害を抱える子で、個別の支援を必要とする子はどのクラスにもいるが、その子についてあれこれと策をめぐらす多くの担任は、よくこんな策を思いつく。

「あの、頭のよい、面倒見の良い、あの子に託そう」このことがうまく機能するのは、1日に1時間程度である。

クラス会議の持ち方の変化。

昨年度は、まるく円になり、順番に「気になること」を出させていた。最初のころは、それなりの件数で順調に会議にかけられていたのだが、ともかくも僕の話を聞いてほしい、私の話を聞いてほしい、ということで、出されてくる件数が飛躍的に増えてしまった時…

春遠足の作文を全員が回し読みする国語の授業

春遠足に行ったことを作文に書いた。「いちばん、心が動いたところから、書き始めましょう」という定番の指示により、全員が書き始め、1時間かけて感想文が終了。どうしても書けない子は、家に持ち帰って書く、と自分から言ったので、そうさせる。「今日の…

学級担任よりも的確にクラス経営を見る保護者

近所の保護者と話した際に驚いたこと。その保護者は、5年生の親です。5年生は近所の田んぼで、田植えをするのですが、そのときの様子を見ていたとのこと。わが子が、学校からわざわざ近所まで出かけてきて、クラスの他の子たちといっしょに、田植えをする…

モンシロチョウ キャベツ当番は決めません

モンシロチョウの観察が、3年生の課題であります。近所のアブラナ畑に、蝶がひらひらと舞っておりましたので、みていますと、たまごを生んでおります。これをば、教室に持ち込みます。3年生の担任は、なんだか知らないが昆虫をせっせと集めるのが1学期の…

津波てんでんこ の授業 その2 テキスト版

1)家ぞく ぜんいんが たすかるためにじしんとつなみから まず自分を守る2)釜石(かまいし)市航空地図3)昔から、つなみがよくおそってくる土地だった。航空地図詳細4)2011年 3月 11日 午後 2時 46分。巨大な 地震(じしん)が発生。そのあ…

自分の希望が通らないと怒りだす子

2年生のクラスに補てんで入り、算数の授業をすることになりました。(といっても、担任の先生がプリントを用意してくださっているので、ほとんど見ているだけの予定)さて、2年生です。かわいいな、と。ところが!いきなり試合開始!!!なにが気に食わな…

総合の授業で、「防災」を扱う

さて、日本は3.11を境に変わっています。「総合的な学習の時間」を使って、防災を考えることにしました。「安全」と「安心」というのが、一番大事なものだ、ということを最初に提示。「安全ってなんだ」(だいじょうぶだ、って思うこと)「安心ってなん…

文科省が24年度教員資格認定試験について要項を発表

今日はよろこびの日、であります。やはり、再チャレンジのみとめられる国でした。日本は!なんて生きることの「しやすい」国なんだろう!すてき!文科省!さすが!文科省の官僚の方、ありがとうございます。高卒では無理だ、と周囲に脅かされた日、あの頃・…

やった!認定試験、24年度は開催決定!!

やりました!5月1日、開催決定が出ました!やはり、連休があって、通知を出すのが少し遅れていた、というだけでした。心配していましたが、杞憂でした!ホッ・・・!全国学校案内資料管理事務センターでは、「平成24年度 小学校教員資格認定試験 出願書…

杞憂!実施の可能性が濃厚!よかったよ~資格認定試験!

ウソにならない事を祈ります。下記のデータを見つけました。作成者は、文科省。昨年末、12月末に予算関係の書類を作っています。そこで、実施するとの文言を発見!うれしやな~下記をご覧あれ~!!!http://www.zenshihoren.or.jp/member/seigen/pdf/memb…