叱らないでも いいですか

「叱らないで、子どもに伝える・通じ合う」 小学校教師、『新間草海』の本音トークです。

学級づくりあれこれ

ゲーム機の自慢話をする子の心情

「ゲーム機の自慢話を聞いて、何が育つの?」 Dくんが、新しいゲーム機を買ってもらったのです。 それで、何人かの男の子たちは、みんなでDくんのうちに遊びに行きました。 Dくんのうちでみんなで遊んで、みんな満足した、とのこと・・・。 ところが、そのこ…

叱らないで済むシリーズ 【先生、ご飯が落ちてます】の巻

給食のときです。 配膳台の下を見た子が、びっくりして、 「先生!ご飯が落ちてます!」 と言いました。 このとき頭の中に、 「○○○○○○○○」 という思いが、湧いてきました・・・。さて、どんな???

あの子が将来、苦労しないように、○○する

特別支援級に在籍するSくん。 かなり自由を謳歌しているように見えた。 1年生だったから、教室から飛び出すのは当たり前。

子どもに言うことを聞かせようとして、○○する

「子どもに言うことを聞かせようとして、○○する」 ということが、よく、あるけど。。。

安心で当たり前、という世界からみれば・・・

「教師は、学校で、子どもを大きな声で威圧して黙らせたり、威圧しながら指示を聞かせたりすることがあるが、それでいいか」ということを、校長に聞いてみたら、なんと返答があるでしょうか。

朝、教室に入るときの、第一歩目に思う

これ、今朝、気が付いたことなんですが、なにか、生まれたばかりの赤ん坊が寝てる部屋に、そっと、足を踏み入れて、様子を見てみよう、っていうときみたい。朝、教室に入るときの心境って、こんな感じだなあーって、自分で、ふと思ったのです。

「体罰の会」は体罰がないと動けない子を育てる

おそらく「体罰の会」にわが子を託したい、とねがう親は、子育てに絶望した方ではないか、と思う。世の親が、一人でもその、「子育てへの絶望」を持ってしまう前に、地域コミュニティがやらなければならないことが無数にある。「子育てへの絶望」を、その方…

ぼくはぜったいこれじゃなきゃイヤ!

学級に、児童の祖母から差し入れが届いた。なんとびっくり!うれしいなあ。地域がら、祖母の代から地元なんです、という方も多い。家が三世代、という家庭もある。いつも、孫がお世話になっています、ということのようで、手作りのお饅頭がパッドに敷き詰め…

ランドセルをきちんと片づけない子

「ランドセルをきちんと片づけない」で怒っていらっしゃる先生。そんなもん、という気がするけどなあ。(こう思っちゃ、だめなんでしょうねえ。教員の常識では)私は甘すぎるのだ。でも、どうしても、ランドセルをきちんと片づけない子を、強く叱責する気に…

「学級の子どもがなついてくれません」という相談

こんなブログを長いこと、やっておりますので、世間の方からいろいろなメールをいただくこともございます。(アドレスはプロフィール参照)ちょっと懐かしんでみますと、2006年1月15日がスタート。途中、書いていない時期もあったものの、これで7年ほど経つ…

【一年の総括はコレ!】学校教育を罵倒する極論

下記の記事は、かなり、極論です。偏っています。心してお読みくださいね。今、どの学校も、「職員室が弱い」。職員室が兼ね備えているはずの、能力や自信やきめ細やかさが、どんどんと失われていっている。子どもに向き合う時間がないことを、どの先生も心…

なんだか、そんな風に思えるのって、いいですね

学期末の大掃除。「3年生、みんなでそうじ、がんばるぞ!」下準備は整っております。・4月から、そうじの学習を何度かしてきた。・学年集会のたびに、そうじのことを取り上げて、ほめてきた。・また、そうじの仕方をていねいに復習した。

【新発見!】リリアン・ブームがいじめを防ぐ

発達障害を思わせる子がいる。(発達障害、という言葉に否定的なイメージを思い浮かべる方がいるようなので、発達課題と呼ぶべきではないか、と思い始めています。発達課題というと、すべての人には成長過程においては特に、課題があるわけですから、万人向…

Sケンがやれて、教師冥利に尽きる思い

大きな行事がつづき、それがひと段落しました。勤務校は数年前から5月に運動会をやっています。秋には、学芸会と社会科見学がありました。社会科見学で学んだことをみんなで新聞にまとめ、それがとてもよくできたので、みんなで一時間、学級の時間に遊ぼう…

社会感覚とかい離する教室がなぜ心地よいのか

おそろしいタイトルである。ここに書いた社会感覚というのは、○世の中には勝ち組、負け組がある。

朝のスピーチ つたわるか、つたわらないかの差はどこに

毎朝、子どもらは、教室のディスプレイを使って、スピーチをする。デジカメでうつしてきた写真を、みんなに見せる。これは、ただ、なにも道具立てがないよりも、はるかにおもしろい。写真にいったい何が映っているのか、みんなが固唾をのんで、待ち受けてい…

クラス会議の持ち方の変化。

昨年度は、まるく円になり、順番に「気になること」を出させていた。最初のころは、それなりの件数で順調に会議にかけられていたのだが、ともかくも僕の話を聞いてほしい、私の話を聞いてほしい、ということで、出されてくる件数が飛躍的に増えてしまった時…

学級担任よりも的確にクラス経営を見る保護者

近所の保護者と話した際に驚いたこと。その保護者は、5年生の親です。5年生は近所の田んぼで、田植えをするのですが、そのときの様子を見ていたとのこと。わが子が、学校からわざわざ近所まで出かけてきて、クラスの他の子たちといっしょに、田植えをする…

先生、休み時間って、なにしたらいいの

片岡敏郎さんの歯磨スモカの「スモカ広告全集」を読むと、半日がたちまち過ぎる。3歳の息子の相手をしながら、ペラペラめくっているだけで、至福のひとときであります。なにしろ、絵と文が、ばっちり呼応している。また、ぜんぶ、歯磨きによる歯の白さにむ…

学級通信は写真で速攻発行!

学級通信はわりと得意だ、と思っていた。となりの年配の学年主任が、「いやあ、わたし、まったく発行しとらんわ」と自嘲気味に話をしているのを聞きながら、まあ30分ほどもあれば、WORDで体裁を整えて、作っていた。文章を考えるのがチトめんどくさいが、…

先生にほめられたことで一番うれしかった言葉 保護者

春休みです。といっても、まだ卒業したばかりだから、のんきに忘れ物を取りに来たり、遊びに来たりする子もいて、なんだか華やいでいます。元・わたしの学級の子が、忘れ物を取りに来て、教室をがさごそやっていました。その間に、ついてきたお母さんと、ち…

IQからEQ、そしてNQへ

IQからEQ、そしてNQだって。NQという新しい言葉、指数の概念があるらしい。そもそも、数値というのはいかがわしくて怪しいもので、指数、というものはひどくあいまいでしかない。検査の状況によってまったくちがってくるし、ちょっとしたことで大き…

「叱っても子どもは伸びない」について

いや~、衝撃的なタイトルをつけてしまいました。「叱っても子どもはのびない」、ですって。どう思われますでしょうか。

「叱る・怒る」をしない・・・幸運な一年間

一年間を振り返ってみる。今、担任している学級。ありがたいことに、前任者の先生の指導の賜物。本当に叱ることが、ない。しっかり、何をどういつまでに行動すればいいのか、分かっている。2年生なのに、教室や学校での立ち居振る舞いが、分かっている。き…

なんでそんなことするんだ!と叱らない

朝、雪が降り、廊下に雪だるまをころがしてもってきたJくん。「なんでこんなもの、もってきたんだ!」と怒声が廊下に響きました。高学年の先生です。それはそうですね、こんなもの、廊下にもってきてもらったら困りますよ。ぬれるし、だれかが掃除しないと…

学期末の帳尻合わせで胃がいたい

いよいよ学期末であります。本校は3学期制ですから、年末に学期も終わります。学期が終わる前までに、ここまでは終わらせておきましょう、という線があります。ちょっと焦っています。なぜなら、生活科でやっていたうさぎの飼育、尻切れトンボで終わりそう…

先生だって話してたじゃん!(逆切れの高学年女子に対応する)

授業中に、「本当にすみません、○○先生、授業中、本当に申し訳ない」という感じで、他の先生がドアをノックされ、話をされることがある。まあ、授業中だろうが何だろうが、保護者からの問い合わせだったり、地区の公民館にかかわる授業に担任が関わっている…

高学年女子対応・廊下にアメの袋が落ちていました

廊下にアメの袋。ひろってから考える。てっきり、職員のポケットから落ちちゃったんだな、と思いますよね。「ははあ、○○先生かなあ・・・。のどイタイって言ってたし。たぶん、のどあめの代わりか何かで・・・」ところが、その廊下をつい先ほど通っていた高…

教師のつぶやき術

つぶやく先生。窓の外をみながら、「今日は、さむいかねえ」この一言で、子どもは、「あ、長袖着て行こうかな」と自己判断する。これが、「寒いから、長袖着て行きなさいよ」と教えると、高学年なんかでは、「ウゼエ」と思われてしまうのであろう。ともあれ…

朝のスピーチ デジカメ その2

先日、朝のスピーチでデジカメを使う話を書いた。今、わたしの学級で取り組んでいるのは、その発展だ。すなわち、デジカメ写真を、1枚だけでなく、2枚撮影させる。すると、「最初はこうなっていましたが、その後、こうなりました」というような、変化の実…